東京11R ジャパンカップ
◎シュヴァルグラン 8人気 9着 ○ワグネリアン ▲レイデオロ △カレンブーケドール
第39回にして初めて外国馬の出走ゼロになったジャパンカップ。「超高速芝の瞬発力偏重レースになってしまって外国馬が見向きもしなくなった」と後ろ向きの解釈もあるが、本当のところは「日本で日本馬相手にレースをしても勝てる気がしない」ではないのか。日本で菊花賞、春の天皇賞を勝った生粋のステイヤーがロンシャンのフォルスストレート前でバテるのが欧州競馬。もはや競技が違う。良い悪いじゃなくてね。日本馬はドバイ、香港、オーストラリアでは結果を残せているし悲観的になる必要はない。むしろガラパゴスなのは欧州芝だと思っている。
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本命は2年前の覇者シュヴァルグラン。ピーク過ぎた感はあるが、過去3回走って3着, 1着, 4着と相性の良いレース。調教もよく動いていた。年齢も年齢なのであまり人気していないのも好材料。世界のスミヨンが乗ってこの人気なら買いでしょう。相手はワグネリアン、レイデオロの新旧ダービー馬2頭。アーモンドアイを回避させてまでノーザンがタイトル取らせたかったのはおそらくこの2頭。
最内枠引いたカレンブーケドールの一発も警戒。残念ながら穴人気してしまっているけどね。
レース結果
1. … ⑸ スワーヴリチャード O.マーフィー ③ 2:25.9 2. △ ⑴ カレンブーケドール 津村 明秀 ⑤ 3/4 3. ○ ⑵ ワグネリアン 川田 将雅 ② 1 1/2
14人気ダイワキャグニーが逃げ切ってしまいそうな所を先に捉えたカレンブーケドールを最内から交わしたスワーヴリチャードが昨年大阪杯に続いてG1 2勝目。カレンブーケドールはオークス、秋華賞に続いて今年3度目のG1銀メダル。ジャパンCも同距離同コースの東京優駿も1枠1番は本当によく走るね。
3着ワグネリアン、4着マカヒキと新旧ダービー馬が掲示板確保。一方、1人気だった間の世代のダービー馬レイデオロは11着惨敗。もう心が折れてしまったのか。