阪神11R 大阪杯
ダノンプレミアムがまさかの回避で本命予定だったリスグラシューも不在。さらにアーモンドアイ、スワーヴリチャードらの上澄みをドバイに持って行かれたにも関わらず、14頭中G1馬8頭、重賞勝ち馬13頭という豪華メンバーが揃った。長距離路線は閑古鳥が鳴いているのに中距離は本当に層が厚い。ドバイでの日本馬も活躍も見事でした。
◎ペルシアンナイト 3人気 11着 ○サングレーザー ▲ステルヴィオ △ブラストワンピース
昨年2着のペルシアンナイトから。昨年の覇者スワーヴリチャードはドバイ遠征で不在。その昨年だって力負けしたというよりもミルコのトリッキーな捲り一閃にしてやられた印象が強い。今年はそのミルコ・デムーロを鞍上に確保。ルメールも武豊もいない日本でこの騎手アドバンテージは絶大。休み明けは走らない、一度叩くと本番で変わる、東京コースは走らない、時計勝負も苦手、雨上がり◎、関西圏では連対率100%と好走条件がわかりやすい馬なので、条件が揃った時は積極的に取りに行くべし。距離も問題ない、大阪杯でも皐月賞でも2着しているんだから。
相手は秋の天皇賞2着サングレーザー、瞬発力上位でアーモンドアイと同じロードカナロア産駒のステルヴィオ、グランプリホースでアーモンドアイと同じシルクレーシングのブラストワンピースまで。
昨秋扇風を巻き起こしたキセキは春の戦績が思わしくない。ワグネリアンは一頓挫あって昨年9月以来の休み明けはマイナス。アルアインはピークは過ぎた。エポカドーロも得意の中山であのレベルなら大阪杯では尚更不要。エアウィンザーは金鯱賞で底を見せた感あり。それならダンビュライトやステイフーリッシュの方が怖いかもしれない。
レース結果
1. … ⑶ アルアイン 北村友一 ⑨ 2:01.0 2. … ⑹ キセキ 川田将雅 ② クビ 3. … ⑵ ワグネリアン 福永祐一 ④ クビ
エポカドーロのスロー逃げ、キセキが番手に控えたことで、内枠先行馬天国になってしまった。アルアインは2年前の皐月賞以来の勝利。北村友一騎手は初G1制覇。先週の高松宮記念(ダノンスマッシュ)ではなく来週の桜花賞(クロノジェネシス)でもなく今週なのか、という感じ。おめでとうございます。今年は早くも重賞4勝しているんですね。
2年前の菊花賞馬キセキが2着。2年前のダービー馬レイデオロがドバイSCで逃げて惨敗したその日に2年前のクラシックホースたちが躍動。昨年のダービー馬ワグネリアンが半年ぶりを跳ね返して3着。3年前のダービー馬マカヒキが4着。
1人気ブラストワンピースは外を回し過ぎて6着が精一杯。ペルシアンナイトも同じく外を回して全く伸びず。後方待機組には展開が向かなかったのは事実だが、もっと後ろにいて直線スペースがなくて右往左往した後に止む無く外に出したマカヒキがあれだけ追い込んできている(4着)んだから、展開を言い訳にしちゃいけない。エポカドーロは展開利があっての惨敗。もう春は全休した方がいい。