中山11R アメリカJCC
◎ジェネラーレウーノ 2人気 4着 ◯フィエールマン ▲サクラアンプルール
強い世代の菊花賞馬が始動戦。この世代が古馬を圧倒しているので世代レベルは高いのは認めるが、キャリアはまだ4戦、菊花賞が初重賞制覇と単勝一本被りするほどの信頼度はない。中山の非根幹距離重賞ならば、同じ世代のジェネラーレウーノの方が上。葉牡丹賞、京成杯、セントライト記念を勝って皐月賞はハイペースを前で飛ばして3着。中山金杯を勝ったのも中山巧者ウインブライト、強い馬よりも中山マイスターが勝つのが中山芝重賞の定石。
昨年Vのダンビュライトも圏内だが、気性がどんどん悪くなっているのを考えると微妙。昨年の同レースよりもレベルが上がっているのは確実だし。それよりも、G1でも大きく崩れてないサクラアンプルールの方がありそう。
レース結果
1. … ⑻ シャケトラ 石橋脩 ⑦ 2:13.7 2. ○ ⑷ フィエールマン ルメール ① 頭 3. … ⑽ メートルダール マーフィ ⑤ 3/4
1年ぶりのシャケトラは買えねーわ。「超長期休養明けは無事に回ってくればOK」みたいなオールドファンのバイアスは捨て去らないとダメね。時代が変わったんだから。レース使わないでも外厩で仕上げられる、そういう時代。
ジェネラーレウーノはもっと積極的にレース動かして欲しかった。スローでよーいドン!で持ち味が生きる馬ではないでしょう。菊花賞でもそうだったけど田辺くんは消極的すぎる。ロングスパートじゃないと切れ味のない同馬は永遠に勝てない。がっかり。
中山11R 有馬記念
◎モズカッチャン 4人気 8着 ○レイデオロ △ミッキースワロー △クリンチャー
マイルCS(ステルヴィオ)、ジャパンカップ(アーモンドアイ)、チャンピオンズC(ルヴァンスレーヴ)と3歳が勝利したことで3歳馬最強!な空気になっているが、この世代はアーモンドアイやルヴァンスレーヴが怪物なだけで、2番手以降はそれほど強くないし層が厚くないのはエリザベス女王杯を見ても明らか。世代トップでもないブラストワンピースがぶち抜けるほど古馬は弱くないよ。本当に層が厚いのはその一つ上の4歳世代。皐月賞馬アルアイン、ダービー馬レイデオロ、菊花賞馬キセキ、秋華賞馬ディアドラ、エリザベス女王杯馬モズカッチャン&リスグラシューが全員主役を張っている世代なんだから。
このレースも強い4歳世代が中心。本命は2枠3番を引いたモズカッチャン。エリザベス女王杯は中間頓挫があってのぶっつけで連覇できずも3着と格好はつけたし、秋2走目でまだ消耗していないのはむしろアドバンテージ。京都記念だって勝ちに行って勝ちに等しい4着。3着のレイデオロとはハナ差だったし人気ほど差はない。中山を克服しているのも良い。12月に入ってからはルメールをミルコが逆襲中。
相手はレイデオロも不安点は12番枠。前に行く馬ではないので小回りでコーナーを6回を回るトリッキーなコースで常に外外を余儀なくされるのはマイナス要因。能力的には最上位だけどね。オールカマー、ホープフルSを勝っているから中山苦手ではないはずだし。
ジャパンカップのスーパーレコードを演出したキセキはこの秋4戦目で反動も疲れも外枠も心配なので割り引くとして、面白いのはセントライト記念、AJCCと非根幹距離中山マイスターのミッキースワロー、海外遠征で評価を下げているも京都記念での◎○相手に大金星は評価できるクリンチャーもあっと言わせても不思議じゃない。
【おまけ】
世相的には、ガンダムコラボでアムロ・レイデオロ。今年のコナン映画も安室さんで人気爆発、安室奈美恵さんが歌手引退とアムロ旋風が吹き荒れた。そだねーで流行語大賞のカーリング女子藤沢さつき繫がりで藤沢和厩舎。プレゼンターが及川光博で元奥さんが宝塚出身の檀れい。宝塚記念出走組は切れという合図か。平成最後の天皇誕生日12/23、12がレイデオロ、2クリンチャー、3モズカッチャン。ディズニー90周年で10ミッキースワロー(スワローズも前年の借金51から大躍進)、11ミッキーロケット(下町ロケットが好調)、大谷翔平二刀流でオジュウチョウサン(投手としてはイマイチだったから平地ではダメかも)
レース結果
1. … ブラストワンピース 池添 謙一 ③ 2:32.2 2. ○ レイデオロ ルメール ① クビ 3. … シュヴァルグラン ボウマン ⑨ 1 1/4
3歳最強でした。層も厚かったし完敗でした。申し訳ありませんでした。
有馬記念でぶっ飛んでくるシルクの勝負服見ているとシルクジャスティス思い出しますね。今年はアーモンドアイはじめシルクの勝負服の年でした。外国人G1連勝記録も11でストップ。池添騎手お見事でした。
最優秀3歳牡馬は揉めそうだね。エポカドーロ、ワグネリアン、フィエールマン、ケイアイノーテック、ステルヴィオ、ブラストワンピースがG1勝利、G1を複数勝利したのはダートのルヴァンスレーヴのみ。ワグネリアンかブラストかルヴァンスレーヴなのかしら。
レイデオロ:
外外回らされたし仕掛けも若干遅かった。それでも格好はつけてる。強い馬だ。勝った馬を褒めるしかない。ルメールが絶好調期なら勝ってだろうね。
シュヴァルグラン:
今年の秋2戦はイマイチだったけどやはり力はあるね。ピーク過ぎた感は否めないけどボウマンが乗ればまだまだ強い。来年の春の天皇賞は最有力候補だろう。
モズカッチャン:
パドックまでは良かったけど返し馬で入れ込んでしまった。いい枠引けたんだからもっと前々でレースして欲しかった。今日のテンションでは厳しかったか。直前に雨降ってハービンジャー馬場だと思ったんだけどな。違うハービンジャーの方が来てしまった。
オジュウチョウサン:
流れには乗れていたし直線でも一瞬いい所あった。「障害には二度と戻りません」発言で物議を醸したりもしたけど年末のグランプリを大きく盛り上げたのは確か。平地でもハンデ戦の長距離重賞あたりならチャンスあるんじゃないか。日経新春杯とかダイヤモンドSとか。
世相馬券:
終わってみれば、貴ノ花の誕生日馬券(8-12)とか。。
阪神11R 朝日杯フューチュリティS
◎グランアレグリア 1人気 3着 ○アドマイヤマーズ ▲ディープダイバー
2歳女王ダノンファンタジーに楽勝しているグランアレグリアはモノが違う。牡馬相手でも能力的には一枚抜けているが、サウジアラビアロイヤルC以来の久々のレースで牡馬相手に単勝1倍台まで持ち上げられるとちょっと不安になる。もし本命がコケるとなるとミルコのアドマイヤマーズか。またしてもルメール、ミルコ。仕方ない。
ロードカナロアの人気2頭よりもディープダイバーが面白い。相手なりに走れるタイプでオープン特別でも好走歴あり。全く人気がないけどこの秋は外人枠扱いしてもいいユウガ・カワダ。ワンチャンあるよ。
レース結果
1. ○ アドマイヤマーズ デムーロ ② 1:33.9 2. … クリノガウディー 藤岡佑介 ⑨ 2 3. ◎ グランアレグリア ルメール ① 1/2
グランアレグリア:
前を見ながらのストレスのない2番手追走から全く伸びず。アドマイヤマーズに早めに並ばれたこと、小雨、久々、牡馬相手に人気を背負う立場と敗因は幾つかあるが、ちょっとがっかりだ。一瞬差し返そうとしていたのは能力の証なんだろうけどね。朝日杯は牝馬には鬼門なのか。
アドマイヤマーズ:
終始グランアレグリアを見ながらで絶好の手応え。完璧なレース。ルヴァンスレーヴ以降はルメールよりもミルコだね。先々週はミルコで先週は弟デムーロ、今週は兄デムーロと師走はデムーロ兄弟の独断場。有馬記念はスワーヴリチャード回避でモズカッチャンか。
クリノガウディー:
絶対買えない。山本昌さんオカシイ。
阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ
◎ダノンファンタジー 1人気 1着 ▲シェーングランツ △ビーチサンバ
相手は好時計決着となったアルテミスS上位のシェーングランツ、ビーチサンバで。単勝と馬単流し。シェーングランツはあまり信用されてない人気だけど前走の時計は優秀だし姉ソウルスターリングの活躍時期からもこの時期は積極的に狙ってもいいと思うんだけどな。
レース結果
1. ◎ ダノンファンタジー デムーロ ① 1:34.1 2. … クロノジェネシス 北村友一 ② 1/2 3. … ビーチサンバ 福永 祐一 ④ クビ
ダノンファンタジー:
後方から直線勝負。4コーナーでクロノジェネシスに進路を絞められるも馬体をぶつけてこじ開けてから伸びてきた。苦しい展開も一度もクロノジェネシスには前に行かせず。末脚もお見事ながらもその勝負根性がお見事。
ミルコもルメールもモレイラも香港遠征で不在だった空き巣ウィークでも弟デムーロに軽く捻られて外人騎手連勝記録はまた伸びた。
クロノジェネシス:
言うてもバゴ産駒でしょと過小評価してた自分が恥ずかしい。思っていたよりもずっと強かった。ただ生まれてきた世代が悪かった。ダノンファンタジーだけじゃなくてグランアレグリアもいるからね。リスグラシューみたいになりそう。