第41回 京都牝馬S 晴・良
1. … マイネサマンサ 岩田康誠 ④ 1:33.5 2. △ チアフルスマイル 藤田伸二 ⑤ クビ 2. … メイショウオスカル 松永幹夫 ⑨ 同着
∴ 的中馬券なし
ラップタイム
上り 4F 46.0 - 3F 34.3
12.6 - 11.0 - 11.8 - 12.1 - 11.7 - 11.1 - 11.3 - 11.9
前半1000mが59.2秒というゆったりとしたペースを見て、3コーナー早め先頭から押し切ったマイネサマンサは、岩田康誠の好騎乗が光った。「瞬発力勝負に向かない」という理由で「京都では不要」と決め付けて印をつけなかったのだが、スティルインラブが牝馬三冠を達成した秋華賞では、ノーマークを逆手にとって絶妙のペースで逃げて、「あわや」の0.2秒差5着した馬だったんだよな。
一方のディアデラノビアは、33.6秒の末脚(最速タイ)で追い込んだものの、道中の位置取りが悪すぎての5着止まりという結果。瞬発力に劣る馬を最後まで持たせた岩田康誠騎手、馬の力を存分に引き出すことができなかった武豊騎手。明暗を分けたのは名手の手綱捌きだったように思う。
ディアデラノビアと最速タイの33.6秒台の脚で追い込んだチアフルスマイル、04年は逃げ、05年は差し、06年は先行策と二度の脚質転換に成功したメイショウオスカルが2着を分け合った。復活を目指した3年前の最優秀2歳牝馬ヤマニンシュクルは、中団から鋭く伸びたものの、0.1秒だけ及ばなかった。同じようなメンバーで行われるであろう中山牝馬Sは、この結果に「コース適正」を加味して考えたい。