オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

阪神11R  毎日杯

◎オールイズウェル  8人気 6着
○マイネルフラップ
▲ウーリリ


昨年と一昨年はともに1:46.5が勝ち時計、17アルアイン皐月賞、18ブラストワンピースは有馬記念を制した。1分46秒台半ばより速い時計で勝てばG1級、47秒台より遅ければG3級という出世レース兼リトマス試験紙

今年はやや小粒なメンバー。格上挑戦になるが前走負けた相手がサトノルークス(すみれSでアドマイヤジャスタ撃破)、今後に向けて賞金上積み不可欠なオールイズウェルが人気薄でも面白い。シンザン記念を鬼脚で2着したマイネルフラップが相手本線。ダービー馬マカヒキの全弟ウーリリが3番手評価。きさらぎ賞組は信用していないのでヴァンドギャルドもランスオブプラーナもまとめて軽視。


**レース結果

1. … ⑴ ランスオブプラーナ  松山弘平 ③	1:47.2
2. ▲ ⑵ ウーリリ       福永祐一 ②	クビ
3. … ⒀ ヴァンドギャルド   ルメール ①	1 1/4

東も西も逃げ切り。ペース遅くて典型的な前残り凡レース。勝ち時計も1分47秒台と強調材料はない。強いて言えば、一番強いレースをしたのは後ろから追い込んできたヴァンドギャルドだが、相手強化しても通用しそうな感じはなし。良血ウーリリの今後の成長に期待するぐらいかしら。

阪神11R  阪神大賞典

アドマイヤエイカン  4人気 5着
○リッジマン
▲カフジプリンス


大阪杯とドバイ競争が人気になりすぎて春の天皇賞の相対的な地位が低下。結果、中距離の中山記念金鯱賞に豪華メンバーが集まって、日経賞阪神大賞典はしょぼいメンバーしか揃わなくなってしまった。今年の阪神大賞典も残念なメンツ。故障で長期休養明けだったAJCCを完勝したシャケトラが人気被りという低レベルさ。マンハッタンカフェの仔は父親ほど長距離強くないんだけどな。。

本命はステイヤーズS 2着のアドマイヤエイカン。長距離血統父ハーツクライの◎▲にステイヤーズS勝利のリッジマンを混ぜてBOXで狙ってみる。

レース結果

1. … ⑽ シャケトラ      戸崎圭太 ①	3:06.5
2. ▲ ⑺ カフジプリンス    中谷雄太 ⑥	5
3. … ⑴ ロードヴァンドール  横山典弘 ⑩	2 1/2

シャケトラ圧勝で重賞3勝目。ここでは力が違ったか。早いペースで逃げた古豪ロードヴァンドールが3着に粘って波乱演出。2着はスタミナ血統カフジプリンス。リッジマンは見せ場なく6着。人気のコルコバードは最後方追走からもっと見せ場なく惨敗。

中山11R  スプリングS

◎ディキシーナイト  7人気 3着
○ファンタジスト
▲ロジャーバローズ
△ニシノカツナリ


実績は重賞2勝ファンタジストが抜けているが、京王杯2歳Sでハナ差接戦したアウィルアウェイはフィリーズレビューで惨敗。賞金もすでに確保してあり春初戦でトライアル仕様の仕上げ。あくまでも有力馬の1頭、過信できないというスタンス。クロッカスSで後のアネモネS勝利のルガールガルムを破ったディキシーナイトが本命。ホープフルS 2着のアドマイヤジャスタにしか負けていないロジャーバローズ、デビュー前はニシノデイジーよりも期待されていたニシノカツナリまで。

レース結果

1. … ⑼ エメラルファイト   石川裕紀人 ⑩	1:47.8
2. ○ ⑴ ファンタジスト    武豊   ①	アタマ
3. ◎ ⑽ ディキシーナイト   石橋脩  ⑦	クビ

小回り中山内回りでフルゲート、スローペース、4コーナーで馬群殺到して横一線。前々でレースできた5枠の2頭に早めに仕掛けたファンタジストが差し込んだ所がゴール。ファンタジストは思ったよりも弱くない。ディキシーナイトは惜しかった。直線一旦先頭に立ったまでは良かったが、そこで突き放せないと坂で同じ脚色になってしまうね。複勝とワイドだけ的中。まあ倍率は悪くない。

今年のトライアルが概ね終わって、弥生賞が8人気メイショウテンゲンスプリングSが10人気エメラルファイト。前評判の高い馬が勝ち切ったのは若葉Sヴェロックスだけ。別路線組、ぶっつけ組もいて比較が難しいね。

阪神11R  フィリーズレビュー

◎アウィルアウェイ  1人気 7着
○キュールエサクラ
▲ホウオウカトリーヌ


京王杯2歳Sで牡馬のファンタジスト(次の朝日杯FSで4着、3着だった牝馬の大将格グランアレグリアと0.2秒差)とハナ差接戦したアウィルアウェイから。骨っぽい相手も不在だし距離も据え置きなら休み明けでも通過点。先週がWIN5キャリーオーバーになるほどの大荒れだったし今週は堅く収まりそう。

レース結果

1. … ⑴ ノーワン      坂井瑠星 ⑫	1:22.0
1. … ⑹ プールヴィル    秋山真一郎 ③	同着
3. … ⒂ ジュランビル    松若風馬 ⑥	1/2

最内から突っ込んだ超人気薄ノーワン、外から追い込んだプールヴィルが鼻っ面を合わせた所がゴール。勝利を分け合った。大波乱続出でWIN5キャリーオーバーの翌週に重賞同着でWIN5が2通り出るという奇跡。重賞での同着は2010年のアパパネサンテミリオンオークス以来とのこと。1人気のアウィルアウェイは直線ガス欠して7着惨敗。例年通り桜花賞には直結しなそうなレースでした。

桜花賞トライアルはこれで終了。来週のフラワーカップがまだあるけど、新興勢力の台頭もないし実績馬は順調だし、基本的には阪神ジュベナイルF上位+ぶっつけ本番グランアレグリアガラガラポンでしょうね。

中京11R  金鯱賞

◎エアウィンザー  1人気 3着
○リスグラシューアルアイン
△タニノフランケル


G1ホース5頭をはじめ好メンバーが揃った大阪杯の前哨戦。本格化したエアメサイアの仔エアウィンザーがG1ホースをまとめて撫で切りそう。相手は昨秋以降充実期に入り香港でも僅差2着に好走したリスグラシュー。現在なら牡馬相手でも見劣りしない。この2頭が抜けていると見る。馬連、ワイド◎○厚めに。中距離に強い一昨年の皐月賞アルアイン、逃げてしぶといタニノフランケルまで。

明け4歳の元総大将ダノンプレミアムは昨夏ダービー以来の長期休み明け。「休み明けは割引材料にならない」が定説になりつつある昨今だが、それはノーザンファーム天栄やしがらきで乗り込んでいた場合の話。ノーザン以外なら引き続きマイナス。人気ならケンで良い。ペルシアンナイトは一度叩いてこそのタイプ。また、モズカッチャンも同様だが、この時期の父ハービンジャーはイマイチ。ノームコアもディアドラも酷かったしね。

レース結果

1. … ⑴ ダノンプレミアム  川田将雅 ②	2:00.1
2. ○ ⑾ リスグラシュー   シュタルケ ⑤	1 1/4
3. ◎ ⑻ エアウィンザー   武豊   ①	3/4

昨年のダービー以来の出走だったダノンプレミアムが好スタートから先行抜け出しの横綱相撲で完勝。さすがレベルの高い明け4歳の大将格。中距離では無敵やね。ステルヴィオが何度走っても勝てないわけだ。次の大阪杯では同じ年のグランプリホースブラストワンピースと激突。普通に走れば負けないだろう。

銀メダル大好きリスグラシューが2着、1人気エアウィンザーは好位から伸びているが3着が精一杯。ペルシアンナイトは一度叩いてから。

中山11R  中山牝馬S

◎アドマイヤリード  4人気 10着
○ノームコア
▲カワキタエンカ


昨年の秋華賞2着ミッキーチャームはじめ、昨年の覇者カワキタエンカ、2年連続エリザベス女王杯2着クロコスミアと先手を取りたい馬が揃った。狙い目は好位差しか。ハンデ56kgでもアドマイヤリードから。ディセンバーS、中山金杯と同コース同斤量で好走しているし、得意の中山で花道を飾ってもらいたい。相手は紫苑S圧勝のノームコアとハイペースでの二枚腰が持ち味のカワキタエンカ。

レース結果

1. … ⑺ フロンテアクイーン  三浦皇成 ⑤	1:47.7
2. … ⑼ ウラヌスチャーム   ミナリク ③	ハナ
3. … ⑷ アッフィラート    武藤雅  ⑪	クビ

重賞2着が5回もあるG3銀メダル女王フロンテアクイーンがハナ差残して重賞初制覇。馬体重+6kgでデビュー以来初の480kg台、若干余裕残しにも見えたが勝てる時はこんなものか。三浦皇成騎手は好調ですね。3着と4着は超人気薄、1人気ノームコアは見せ場なく惨敗、2人気で秋華賞2着のミッキーチャームは殿負け。小回り中山の牝馬限定ハンデ戦、やはり一筋縄ではいかないレースだ。

中山11R  弥生賞

◎ニシノデイジー  1人気 4着
○ラストドラフト
▲サトノラディウス


圧巻の京成杯を見て弥生賞はラストドラフト1強と思っていたが、まさかのルメール直前乗り替わりで田辺騎手に。本番はサートゥルナーリアがいるので乗り替わりは既定路線だったものの、トライアルでこうなってしまうのは大誤算。この件で人気急落、単勝人気もニシノデイジーに並ばれてしまった。田辺くんはここで緊急代打をしっかり決めれば本番でも継続騎乗のチャンスが出てくるんだが。

道悪なら父ハービンジャーということで、初志貫徹しないで◎ニシノデイジーから。乃木坂46西野七瀬さんの卒業コンサートが先週の日曜日。"ニシノ"買うならこのタイミングしかない。札幌で接戦したナイママも東スポ杯で接戦した2頭もその後の戦績が冴えないこと、ホープフルSで2着に先着されたアドマイヤジャスタがすみれSであっさり負けたことは気がかりだが、馬場と少頭数はプラスやね。

相手は能力最上位ラストドラフト、弥生賞7勝武豊騎手のサトノラディウスもランフォザローゼス(葉牡丹賞2着、京成杯2着)を物差しにすれば通用しても不思議じゃない。

レース結果

1. … ⑽ メイショウテンゲン  池添謙一 ⑧	2:03.3
2. … ⑸ シュヴァルツリーゼ  石橋脩  ⑥	1 1/2
3. … ⑻ ブレイキングドーン  福永祐一 ④	3/4

大波乱。ここまで人気馬総崩れになるのは、キズナエピファネイアコディーノが揃って沈んだ2013年以来ですね。メイショウテンゲンは重馬場なのにすごい差し脚。そういえば母親メイショウベルーガは道悪の鬼だった。2着シュヴァルツリーゼはキャリア1戦で休み明け、馬体重+10kg、スタートで数馬身の大きな不利あっての権利取り成功。これも買えません。三連単キャリーオーバー。

ラストドラフトは逃げて捕まって終了。ニシノデイジーはラストドラフトを捕まえに行ってそこでスタミナ切れ。カントル、サトノラディウスはそのニシノデイジーさえも交わせず。戦績が良くても強い相手と戦ってない馬は信用しちゃいかんな。