第23回 中山牝馬S 曇・良
1. ▲ ウイングレット 田中勝春 ① 1:49.7 2. … メイショウオスカル 江田照男 ⑨ クビ 3. … チアフルスマイル 北村宏司 ⑩ 1/2
∴ 購入馬券なし
ラップタイム
上り 4F 47.4 - 3F 35.2
12.7 - 12.3 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 11.9
ユキノスイートピーもチャペルコンサートも行かない。押し出されるようにして先頭に立ったのは、14番人気のオルレアン。前半1000mは62.3秒、中山芝1800mとは思えぬ超スローで流れてしまっては、2番手で折り合っていた1番人気のウイングレットに「勝ってください」と言っているようなものだ。逃げた伏兵オルレアンまでも、僅差の4着に粘ってしまうぐらいの怠慢ペースだったのだから・・・・
結局のところ、ウイングレットはファンには支持されていても、騎手の間では軽視されていたということなのだろう。後方に位置取るレクレドール、ヘヴンリーロマンスを警戒するあまり、後続は早めに仕掛けることができなかった。それが超前残りの原因。
唯一、それを見切っていたのが、落馬負傷の後藤騎手から急遽 乗り変わった江田照男騎手だった。4角ではまくり気味に進出、最後は際どくクビ差まで追い詰めた。メイショウオスカルの脚質転換は、着実に板についてきているな。
ヘヴンリーロマンスは、フェブラリーSで16kg減らした馬体を8kg戻してきたが、まだ完調ではなかった。この馬の場合、息の入らない厳しい展開のほうが実力を発揮するタイプなので、牡馬と一緒に戦うことになるマイラーズカップあたりで大穴をあけそうな気がする。幸い、大敗続きで人気も落ちてくれそうだし。