第98回 京都記念 雨・重
1. … ナリタセンチュリー 田島裕和 ② 2:15.7 2. ○ トウショウナイト 武士沢友治 ⑥ 1 1/2 3. △ ヒシミラクル 角田晃一 ⑤ 1 1/4
∴ 購入馬券なし
ラップタイム
上り 4F 48.2 - 3F 36.2
12.9 - 11.5 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 12.8 - 12.6 - 12.0 - 12.1 - 11.7 - 12.4
ピサノクウカイの単騎逃げ。前半1000mが62.1秒、重馬場だったことを考えれば、平均ペースだろう。一度も13秒台を挟まずに淡々と逃げるあたりが、いかにも岩田康誠らしい。でも、ピサノが勝つためには、4コーナーで多少無理をしてでも、後続を引き離しておく必要があった。結局、後半4ハロン勝負へ。
瞬発力にモノを言わせて勝利をもぎ取ったのは、鞍乗を田島裕和に戻したナリタセンチュリー。前走の惨敗、詰まったレース間隔、キレ味が鈍る道悪馬場と不安材料は揃っていたが、京都巧者型トニービン産駒はその全て跳ね除けてみせた。
ただ、今回の勝利は、「4角で内を掬う」決断をしたジョッキーのファインプレーが大きかった気がする。今後は春の天皇賞に直行するとのこと。道悪をこなすことがわかったのは収穫だが、無駄に人気するようなら、ローテー的にもスルーでよし!
ヒシミラクルは、60kgを背負いながらも3着まで差してきた。「さすが」と言いたいところだが、後方待機策をとる限りはGⅠでの連対はないと思う。菊花賞、天皇賞、宝塚記念、この馬が勝った3つのGⅠレースは、いずれも自ら動いて勝利を掴みとったもの。他力本願に徹するなら、瞬発力に富むサンデー産駒に勝てるわけがない。