東京11R 天皇賞 芝2000m

◎アンビシャス
○サトノクラウン
▲ステファノス
△ラブリーデイ
△サトノノブレス

勝つか惨敗かのエイシンヒカリが海外遠征帰りで1枠1番。稀代の逃げ馬サイレンススズカを重ねる人も多く、これが前売り1人気。ただし、サイレンススズカと決定的に異なるのはスタートが遅いこと。スタート後にじわじわ加速して番手もしくは先頭を取るのがこの馬の必勝パターン。すぐ近くに逃げる可能性のあるクラレント、そのまた外にロゴタイプがいる今回は包まれるリスクのほうが大きい。理想は同型馬を動きを見ながら番手か逃げか決めるコパノリッキーのようなレース。最内枠はむしろマイナス材料。負ける方にBETしたい。
エプソムカップ、毎日王冠を完勝して完全復調したルージュバックは、中2週にも関わらず放牧に出して期限ギリギリの10日前に帰厩。外厩制度の是非云々はここでは置いておくとして、無茶な日程での放牧を経ての調教後馬体重-9kgは褒められたものじゃないだろう。距離も1800mがベストで2000mでもあの決定力を出せるかは疑問。ばっさりで良い。
昨年の年度代表馬モーリスは2連敗中。安田記念も札幌記念も1着には離された。2着もなんとか死守した格好で、昨年対比だと能力そのものが落ちているように見える。距離は折り合いさえつけば持つと思うが、直線の長い東京コースではパフォーマンスが落ちる（昨年の安田記念もヴァンセンヌに交わされそうだった）ことを考慮すると今回はスルーで良い。消し！


本命はアンビシャス。中山記念で昨年の二冠馬ドゥラメンテと接戦、来年からG1昇格する大阪杯で現役最強馬キタサンブラックに完勝。10ハロン以下で複勝圏を外したのは、出遅れた昨年の毎日王冠と古馬との対戦だった昨年の天皇賞だけ。その天皇賞だってショウナンパンドラとクビ差だ。前走で負けたルージュバックとの斤量差は減り、距離延長は有利に働く。有力馬を見ながらレースできる3番枠、"天皇"家・"三"笠宮さまの訃報と時事的にも満点。不安点は感性で乗るあの人の後方ポツンだけ。先週のブラジルカップを差し馬の前方ポツンで完勝したお方だし、そこは良い方に転ぶことを祈るしかない。
昨年Vのラブリーデイ、昨年2着ステファノス、菊花賞VからスワンSワンツーと猛威を振るうサトノ2頭に流して今年も勝ちに行く。単勝◎、馬連・馬単・三連単流し。