東京10R 東京優駿 芝2400m
◎サトノダイヤモンド ○ディーマジェスティ ▲スマートオーディン
ダービーと相性のいい皐月賞3着馬◎サトノダイヤモンドから。伊勢志摩サミット→セガサミー→里見治オーナーと時事的にも完璧。多頭数と初めての強敵相手でも怯むことなく善戦した皐月賞は地味ながらも収穫のある内容だった。馬も騎手も優等生タイプで爆発力には劣るも、こういう大混戦では真面目さ(気性、操縦のしやすさ)が決め手になるような気がしている。
相手は蛯名の悲願と戸崎の強運。1枠1番の異常な勝率(直近5年で2勝4連対)はご存知の通り。1枠に対象を広げると下記の通り。
過去10年でダービーで1枠に入った馬の成績
1着 6頭
連対 8頭
さらに以下のデータも後押し。
皐月賞を8枠18番で勝った馬のダービー成績
1991年 トウカイテイオー 1着 (2冠)
1997年 サニーブライアン 1着 (2冠)
5月29日開催の日本ダービー勝ち馬
1983年 ミスターシービー (3冠)
1994年 ナリタブライアン (3冠)
2004年 ディープインパクト (3冠)
2011年 オルフェーヴル (3冠)
これで勝てなかったら蛯名さんはダービーには縁がなかったということ。馬体を見るとマイラーっぽい気がするけど、マイラーでもこの時期なら通用するのは、ジェニュインやイスラボニータが証明している。
スマートオーディンは末脚の破壊力なら世代最強。(但しスローペース限定) ロイカバードを物差しにすれば、サトノダイヤモンドともある程度やれるはず。松国ローテーではなく、キズナローテーで狙ってきた大一番。騎手はヴィクトリアマイル優勝、オークス2着と好調の戸崎圭太。
ここ最近のG1、前レースの最下位の馬番が次レースの1着になると云う"しりとり"が3週続いている*1というオカルトも後押し。種付け中の事故で亡くなったカネヒキリの弔合戦なら祖父フジキセキの血を持つこの馬が最適。
正直、マカヒキさえ来なければ当たりそう。マカヒキが先行策を匂わせているのだけが不安材料。あの枠ですんなり先行されたら他馬は辛い。毎年皐月賞2着を買って痛い目に遭っているので、皐月賞2着のダービーの相性の悪さは身に沁みている。そのジンクスを信じたい。