第10回 東京スポーツ杯2歳S 晴・良
1. … フサイチリシャール 福永祐一 ① 1:46.9 (レコード) 2. … メイショウサムソン 石橋守 ⑤ 2 1/2 3. ○ オンファイア 横山典弘 ② 1/2
∴ 購入馬券なし
ラップタイム
上り 4F 46.4 - 3F 34.0
12.7 - 11.2 - 11.8 - 12.2 - 12.6 - 12.4 - 11.6 - 11.0 - 11.4
前半1000mの通過時計が60.5秒。これだけスローで流れれば、前残りになるのも無理はない。勝ち馬の上がりが34.0秒、上位組は軒並み33秒台を記録。結局、道中の1,2,3番手がそのままゴールしてしまったように、後方待機組には縁のないレースだったということ。この敗戦で、ニシノイツマデモの評価を必要以上に下げる必要はないと思う。逆に、勝ち馬以外の上位組を評価しすぎることもないよう注意したい。
勝ったフサイチリシャールは、父クロフネの初年度産駒。母は桜花賞2着、エリザベス女王杯2着(2回)の実績を誇るフサイチエアデール。新馬戦こそ躓いたものの、その後は緩急自在の逃げで3連勝。しかも、レコード勝ちのオマケ付き。そういえば、父も母も新馬戦では不可解な敗戦を喫しているんだった。これもまた血のドラマなのだろうか。いずれにしても、朝日杯FSに向けて、楽しみな逸材が誕生した事はたしかである。
これで、福永祐一騎手はマルカシェンクとの選択を迫られる事となった。贅沢な悩みだ。