第50回 京王杯SC 雨・良
1. … アサクサデンエン 後藤浩輝 ⑥ 1:20.3 (レコード) 2. △ オレハマッテルゼ 柴田善臣 ⑤ 2 1/2 3. ▲ テレグノシス 勝浦正樹 ② 1 3/4
∴ 的中馬券なし
ラップタイム
上り 4F 46.2 - 3F 34.8
12.4 - 10.7 - 11.0 - 11.4 - 11.1 - 11.4 - 12.3
前半1000mが56.6秒。たしかに速いペースではなかったが、逃げたニシノシタンがそれほど楽をしたわけでもない。前が緩みない平均ペースでガーといってしまうと、追走だけで脚を使ってしまい、前も後もバテてしまうというよい例かな。
こういうペースなら、上手く先行できた馬が勝つのは必然。模範的な競馬をしたのがオレハマッテルゼであり、アサクサデンエンだった。オレハマッテルゼは東京コースで着外なし、善臣先生にも「早めに仕掛けてもバテない」という自信があったのだろう。
アサクサデンエンは…びっくりの先行策、それも内埒ピッタリ。そっか、後藤騎手はNHKマイルCでデアリングハートに騎乗して、ラインクラフトの最内突破を目前で見ているんだよな。勝利ジョッキーインタビューを聞く限り、先行策はレース前から考えてたものみたいだしね。先週、福永祐一に贈った言葉を、そのまま後藤浩輝に贈りたい。
勝因は、後藤騎手のファインプレーだった!
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レース前に突然降り出した雨は、テレグノシスにはプラスに働いたと思う。これは毎日王冠の時も書いたんだけど、テレグノシスって馬は、重馬場はまったく駄目だけど、そしてそればかりが報道されているけど、少し湿った稍重馬場には滅法強いんだよね。昨年の毎日王冠も一昨年の京王杯SCも3年前のNHKマイルCも、全て稍重馬場だったりする。だから、馬場が悪化しない程度の雨は恵みの雨なんだよね。
それなのに、毎年同じような競馬をしていて、一昨年が優勝、昨年は2着で今年は3着。特に今年はマイラーズCで叩いて、万全の状態で出てきたのも関わらず。やっぱり年齢的な衰えがあるのかもしれないなぁ。
ダンスインザムード、アドマイヤマックスに関しては、いくら外枠に入ったからって、競馬の仕方までテレグノシスを真似る必要はなかったと思う。前々で流れに乗ってれば、普通に勝てたんじゃないだろうか。それをしなかったのは、やっぱり「試走」だという認識が強かったのかな。おかげで、本番は大混戦じゃないか。
■ Road to 安田記念
1着 アサクサデンエン 57kg 先行楽勝 | ☆ 2着 オレハマッテルゼ 57kg 先行抜出 | ☆ 3着 テレグノシス 58kg 直線鋭伸 | ☆☆ 4着 アドマイヤマックス 59kg 試走上々 | ☆☆☆☆ 9着 ダンスインザムード 56kg イライラ | ☆☆
アサクサデンエンのレースっぷりは、昨年のウインラディウスと少しかぶるな。ダンスインザムードはパドックでイライラしてるように見えたが、その原因は馬体重かもしれない。もう少しふっくらしてくれば、本番で一変があってもおかしくないと思う。