オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

京王杯SC 補足説明

昨日のコメント欄が荒れてるので、補足説明しておく。新潟メインは根拠なしで「どれか引っ掛かればいいな」程度の認識で買ったので、外れても悔いはない。東京メインはそれなりに自信はあった。直前の雨は予想外だったけどね。この雨でプラスだったのは、テレグノシス。それでも3着なのは年齢的な衰えなのかな。その辺は回顧で書く。





まずはペース。最内枠を引いたニシノシタンが逃げることはわかっていた。それを誰を追い掛けないことも。スローペースなら前有利、有力差し馬が外枠に固まったことで、波乱を起こすなら7枠よりも内にいる先行馬だと考えた。


そこで、オレハマッテルゼが浮上してきた。超東京巧者で、先行して早仕掛けしてもバテないのが強み。2年前のキスミーテンダーもそうだったけど、こういうタイプが穴をあけるのが東京1400mなんだよ。でも、まさか、先行策をとったのが、末脚勝負のアサクサデンエンだったとはね。これは後藤浩輝のファインプレーだよな。





本命に推したのは、ダンスインザムード。この馬、かなり成績にムラがあるけど、それは「精神と肉体の折り合い」の問題なんだよね。天性のスピードがありすぎるから、ペースが遅いと流れに乗りきれずに、最後に伸びを欠いてしまうんだよ。ローエングリンというペースメーカーがいた天皇賞は好走したでしょ。そういうことなの。


ただ、この馬にも大きな不安があって、それは「休み明け」だったということ。休み明けだとテンションが上がって、折り合いがつきにくくなる。ただ、それは好材料でもあって、いくらスローペース濃厚だとはいえ、芝1400mのペースは、中距離戦に慣れている同馬にとっては速い。だから、多少は行きたがるぐらいのほうがいいんだ。「休み明け」というマイナス要素も、「速いペース」のおかげで、好転すると思った。


でも、だからこそ、内枠が欲しかった。スムーズに先行できる内枠が。マイルCSで差す競馬で外枠を克服して好走したけれども、あれはルメールだからできたこと。テン乗りデザーモ騎手に同じ芸当を要求するのは酷でしょ。武豊でも苦労したんだから。





高松宮記念を勝ったアドマイヤマックスは、斤量59kgが不安材料で、「今回は叩き台」という感じもした。でも、そのマイナスを東京コース+距離延長でカバーできると思った。一昨年の安田記念2着、2歳時の東スポ杯圧勝、昨年の富士S優勝を見てもわかるように、この馬は生粋のスプリンターではなく、「府中のマイルでこそ」の馬だから。前走の芝1200mの速い流れを楽に追走できてたから、今回もそれなりに前に行くと思ったんだけどな。そうしなかったのは、やっぱり試走だったからなのかな。


ウインラディウスについては、コメント欄でも書かれているとおり、「終わった馬」と認識してる人が多かったと思う。実際、それなりの人気にしかなってなかった。でも、そこを逆手にとりたいと思った。安田記念の惨敗はともかく、それ以外は「適距離外のレースに意味不明のローテーションで使われた」という決定的な敗因があってのもの。東京芝1400mはもっとも得意の舞台だし、谷川岳Sでもいい脚を使ってたし、復活するならここしかないと思った。田中勝春との相性の良さキチガイじみてるしね。


アサクサデンエンはね、これまでの敗戦は脚を余してのものばかり。東京新聞杯岡部幸雄引退記念も展開負けでしょ。んで、10kgも体重を絞って、極限の状態で臨んだのがマイラーズC。物凄い末脚で3着したアレね。でも、極限の状態で走ってもあのレベル。今回は反動もあるし、メンバーが骨っぽくなってる。前の馬を交わすには前走以上の末脚が要求される。それはさすがに無謀でしょ。ってわけで、切ったのです。OK?