東京11R 第24回ジャパンカップ 芝2400m
◎ハイアーゲーム 5人気 13着
○ヒシミラクル
▲ゼンノロブロイ
△デルタブルーズ、ナリタセンチュリー
核の抜けた3歳馬、牝馬に敵わない古馬、たいした実績もないカク外。
おそらく、過去最低レベルのジャパンカップ。キングカメハメハが抜けたにも関わらず、これだけ3歳馬が人気してしまうのは、古馬牡馬のレベルが低いから。ただ、勘違いして欲しくないのは、キングカメハメハとダンスインザムードを除けば、3歳馬も決してレベルが高いわけではないということ。
そう、このオッズは安易なマスコミ評によって作られたものでしかない。
GⅠレースだけにたくさんの素人さんが馬券を買いにくる。彼らの多くはマスコミの評価に流されて馬券を購入する。これが「人気」と「実力」の間に大きなギャップを作り出す。そこを狙い撃ちしてこそプロというものだろう。*1
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本命 ハイアーゲーム (55kg デムーロ)
というわけで、人気のない3歳馬を本命に抜擢する。青葉賞は圧勝、ダービーは勝ちにいっての3着。左回りではまるで別馬。春の高速馬場を走ってきたツケなのか、菊花賞は体調面でイマイチと感じる出来だったが、あれから適度に間隔を空けたし、追い切りの動きも悪くなかった。潜在能力だけならコスモバルクと互角以上の馬、それでいて前日9番人気なら狙うしかないだろう。
対抗 ヒシミラクル (57kg 角田晃一)
いわずと知れたGⅠ3勝馬。「良くなるのはまだ先」が共通見解のようだが、この低レベルメンバー相手なら復活してしまうかもしれない。何度もいうが、相手はキングカメハメハの抜けた3歳馬とシンボリクリスエス、タップダンスシチーに10馬身近く千切られた世代のエースでしかない。天皇賞は、ただの叩き台とはいえ、馬体重±0kgで出走してきた。カラダはできている。いつ復活してもおかしくない。
単穴 ゼンノロブロイ (57kg ペリエ)
日本のエースは3番手評価。神戸新聞杯を見ても天皇賞を見ても距離は2000mがベストだと思うが、青葉賞、日本ダービーでもハイパフォーマンスを見せており、東京芝2400mの舞台は悪くはない。しかし、勝ち味に遅い馬であることはたしか。大本命が離脱した天皇賞を勝ったところで、ジャパンカップも持って行けるほど競馬は甘くはない。大崩れはしないだろうが、2着、3着が精一杯な気がする。
連下 デルタブルース(55kg 安藤勝己)
コスモバルクにルメールが騎乗したことにより、ジャパンカップには珍しいスローペースになりそう*2 で、スタミナ自慢の菊花賞馬は自ら仕掛けていくことになりそう。本格化したての3歳馬が一流の古馬、外国馬相手に横綱競馬ができるかどうか。まだまだ若い馬だし、結果だけ出なく内容にも注目したい。
連下 ナリタセンチュリー (57kg 柴田善臣)
天皇賞は馬場のぬかるんだ大外から強襲して6着。乗り方は下手くそだったが強い競馬だった。京都大賞典で負かしたゼンノロブロイ、レニングラード、アドマイヤグルーヴは、その後、大舞台で羽ばたいた。低レベルGⅠのここなら、ひょっとするかも。
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消し パワーズコート (57kg スペンサー)
15戦して4勝、2着5回、掲示板を外したのは愛ダービーのみ*3 という典型的な相手なり善戦型。そこそこ強い。ただ、ファルブラヴ、ハイシャパラルが引退した現在の欧州の中〜長距離路線は、それほどレベルが高くないのも事実。名門オブライエン厩舎というだけで人気を集めているが、先週来日したラクティよりは格下。洋芝を伸ばしたとはいえ、マイル戦で1分34秒台決着*4 する東京コースなら必要ないと思う。
馬連 12-4,7,9,11,[縦目] 9-11 計5点 600円ずつ