オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

第39回 京都大賞典   晴・良

1. … ナリタセンチュリー   田島裕和 ⑤ 2:25.2
2. ◎ ゼンノロブロイ     岡部幸雄 ① クビ
3. … レニングラード     福永祐一 ③ 3

∴ 購入馬券なし


メンバー的にも必勝体制で臨んできていたゼンノロブロイが、また負けた。
馬体はしっかりできていたし、折り合いもついていた。伸びる内側の芝コースを通って、抜け出すタイミングも完璧だった。それなのに、格下馬に差された。


ラップタイム

上り  4F 45.9 - 3F 34.3
12.9 - 11.4 - 11.5 - 12.6 - 12.7 - 12.8 - 12.8 - 12.6 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 11.4

ダイタクバートラムが逃げる超スローでの上がり勝負、先行策をとり、直線内側を通ったゼンノロブロイのほうが断然有利のはず。不利な外側から差し切ったナリタセンチュリー春の天皇賞(5着)以来のぶっつけV。2頭の能力差までは言及できないが、少なくともこのレースに於いては「クビ差」以上の差があった。


このラップで差されたなら、勝った馬を褒めるしかないのかもしれない。
まあ、この結果が秋の天皇賞に直結するかと言えば、自信を持って「NO!」と言えるのだけれども。というのも、トニービン産駒は「京都巧者型」*1 と「東京巧者型」*2 、「万能牝馬型」*3 の3種類にわけられて、ナリタセンチュリー春の天皇賞の好走例から考えても、間違いなく「京都巧者型」だからである。


秋の天皇賞ではテレグノシスのほうを警戒すべきだろう。
「東京コースはトニービン」の謳い文句に躍らされて、人気が出るようなら美味しいかも。





それにしても、ゼンノロブロイは情けない馬になってしまった。
昨年の神戸新聞杯ネオユニヴァースサクラプレジデント相手に3馬身ぶっちぎった時は、「シンボリクリスエスの再来か」とまで思わせた馬なのに。


この凡走で、天皇賞(秋)ではいくらか人気が落ちるだろう。
まさに、そこが狙い目なのだ。おそらくペリエに乗り変わりがあるはず。追える騎手が乗れば、絶対に変わってくる。距離短縮もプラスだし、東京コースもプラス。あとは内枠が引ければ。キングカメハメハの2着なら十分に狙えると思う。


「向こう1年間 重賞未勝利のため、出走できません」というオチが一番怖かったりw





アドマイヤグルーヴは、折り合いも位置取りも中途半端でちぐはぐなレース。
武豊が自身の日記で書いているように、本当はレニングラードの位置で競馬したかった。今回は久々で牡馬相手、距離も微妙に長かったし、度外視してもよい。


ファストタテヤマ、チャクラらがマイナス体重で出走してくる中、唯一 +12kgと余裕残しでの出走。次回は変わってくるだろう。いずれにしても、エリザベス女王杯の最有力候補であることには変わりない。