第55回 毎日王冠 曇・稍重
1. △ テレグノシス 勝浦正樹 ① 1:46.0 2. … ローエングリン 横山典弘 ③ 1/2 3. ◎ ブルーイレヴン 四位洋文 ② 1
∴ 的中馬券なし
前日の台風中止の影響も何のその。
好時計が出るわ出るわ、最終的には「良」に近い「稍重」まで回復してしまった。
少し水を含んだ、それでいて時計の出る府中稍重の芝レース。
テレグノシスの一番得意な舞台じゃないか。
タニノギムレットを封じこめたNHKマイルカップ、ウインラディウスのレコード駆けの2着した京王杯SC、雨上がりの芝の大外から強襲した安田記念。
テレグノシスの好走条件は、少し水を含んだ「稍重」なのである。
杉浦調教師が「道悪は全然だめ」と言い続けている*1 せいで、ファンもマスコミも見落としがちになっている意外な盲点なのだが。
僕の今回の敗因は、東京競馬場の水はけのよさを舐めていたことに尽きる。
あんな馬場状態になるってわかっていれば、間違いなくテレグノシスに本命を打った。*2 まあ、「ローエングリンは死んでも買わない」と誓っている身*3 なので、どうせ馬券は取れてなかっただろうけどね。
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さて、粘ってしまったローエングリンについて。
東京コース3戦3勝で穴人気してたメジロマントルが強引に先手を奪うと思いきや、スタートで後手を踏む最悪の事態。一旦は3歳馬のシェルゲームが行きかけるが、そこはスピードの絶対値が違うわけで。*4
ラップタイム
上り 4F 46.3 - 3F 34.4
12.6 - 10.8 - 11.7 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.5 - 11.0 - 11.9
唯我独尊。まさに一人旅。
このペースで行けば、粘って当然である。それでも勝てないのは「ピークをすぎた」から。もちろん、逃げ馬に34秒4で上がられたのに、それを最後方から交わしたテレグノシスを褒めるべきなのだろうが。
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3着のブルーイレヴン、4着のプリサイスマシーンはよく走っている。予期せぬ「瞬発力勝負」になってしまっただけに仕方ない結果。狙いは悪くなかったと思う。
僕の特注馬カナハラドラゴンは、さらに体重を減らしていた。*5
この時期は無理しないで、まずは馬体回復に努めて欲しい。体調さえ万全なら、重賞の一つや二つは勝てるだけの素材なのだから。