中山11R 皐月賞 芝2000m
◎キタサンブラック ○リアルスティール ☆スピリッツミノル
出走の賞金ボーダーが高すぎる!2歳重賞を増やしすぎた弊害だ!等言われていた皐月賞。実際には回避馬が続出してまさかのフルゲート割れ。こんなことになるならポルトドートウィユも無理してトライアルに使うことなかったし、ブラックバゴもダメ元で登録しておけばよかったのに。
さて、巷にはトライアルで1番人気が全敗した年の皐月賞はすべて逃げ切りで決まっている(サニーブライアン、キャプテントゥーレ等)というデータがあるらしく、今年の該当馬はスピリッツミノル。逃げに転じて4戦3勝、未勝利で燻っていたら突然覚醒して変則2冠まで突き抜けた父ディープスカイと同じような成長曲線。思えば、桜花賞も逃げ切り、高松宮記念もフェブラリーSも逃げ馬が4角先頭で連対と今年のG1は空前の逃げブーム。風は吹いているが…。如何せん時計が遅すぎるんだよな。過去には9ハロンの新馬戦を2分超の時計で勝ったメジロブライトという馬もいたが、この馬は全レース時計が遅いから普通に能力の限界値っぽい雰囲気。逆に超ハイペースでの消耗戦のほうが向いていそうな気がする。菊花賞とか。中山グランドジャンプとか。
となれば、中心はやはりスプリングS組か。同レース3,4着だったダノンプラチナ、ベルーフも掲示板ならあると思う。弥生賞はレベル疑問視。共同通信杯はハイレベルだったが(アヴニールマルシェが物差し)、このレースから直行で臨む舐めたローテーションで結果を残したのはともに勝ち馬だったゴールドシップとイスラボニータのみ。2着だったドゥラメンテでは荷が重い。
ちなみに、過去5年の勝ち馬を見ると前走Vが絶対条件。前走敗戦でも"1人気での敗戦"でなければ連対すらしていない。やはり◎○で固そうだ。