新潟11R 関屋記念 芝1600m
◎ニシノシタン 6人気 14着
○ダイワメジャー
▲ダイワバンディッド
△エリモピクシー
新潟ばかり買い続けてきて、早くも開催6日目。プルモアピット、ロイヤルキャンサーらの逃げ粘りが目立った開催初期とは違って、後半は直線外を通る差し馬の台頭が目立ってきた。昨日のメイン競争(芝1600m)も、逃げ馬が複数いたとはいえ、それほど速くないペースだった。にも関わらず、ニシノナースコールが上がり32.9秒でまとめて交わしてしまった。馬場状態は刻一刻と変わっている。
□
心配された雨も降らず、現時点では良馬場。引退レースのマイティスピードが逃げ宣言、それをニシノシタン、ダイワメジャー、マイネサマンサが追う隊列でいいのかな。ダイワバンディッド、インセンティブガイ、ミッドタウンも前々の競馬になるだろう。かなりタフで、かなりの持ち時計が要求されるレースになりそうだ。中団以降に位置するであろうケイアイガード、ウインラディウス、サイドワインダーが人気するのも頷ける。
しかし、前がこれだけ速くなってしまうと単純に「差し有利」と言えないのではないか。追走するだけで脚を使ってしまうのではないか。サイドワインダーは、トニービン産駒でも京都巧者型。持続的な末脚ではなく、キレ味で勝負するタイプだ。どちらかというと、サンデー産駒のハットトリックやデュランダルと同じようなタイプ。持ち時計もないし、ハイペースで突き抜けてくるようなタフな馬ではない。
ケイアイガードも平均ペースでソツなく着拾いする馬、速いペースを味方につけて一気に差し切る馬ではない。神戸新聞杯のキングカメハメハの2着なんてまさにその典型例。ウインラディウスは破壊力のある末脚は魅力だが、前走も上手くハマっただけというか、往年の勢いを感じない。後方待機組で伸びてくるとすれば、休み明けとはいえ、強豪に揉まれているエリモピクシーぐらいじゃないかと思うんだ。
□
本命はニシノシタン。2月のバレンタインSを見てもわかるように、2番手からでも競馬できる馬。準オープンで接戦していたフジサイレンス、オレハマッテルゼは、揃ってオープンでも好走している。地力は通用しておかしくないわけだ。たしかに展開は苦しいが、ハイペースで逃げた京王杯SCで、後に安田記念を勝つことになるアサクサデンエンに0.9秒差なら悪くない。休み明けがマイナス点であることをわかった上での軸抜擢。
相手本線は、ダービー卿で見せたハイペースでの好位抜出が印象的だったダイワメジャー。この馬の場合、天性のスピードがありすぎて折り合いに難があるので、多少ペースが速くなったほうが落ち着いて走れるという変態先行馬。ダービー、安田記念でもそれほど負けてないので、左回りは問題ないと思う。
大本線はこの2頭の馬連だが、マイル戦で驚異の粘り腰を発揮する新潟巧者ダイワバンディッド、後方待機組の中ではもっとも信頼がおけそうなエリモピクシーあたりが連に絡んできても不思議じゃない。買い目はニシノシタンからの馬連3点で。本命の連確保が、一番の不安かもしれない。
馬連 10-2,11,15 計3点 1000円ずつ (自信度:☆)