オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

京都11R  天皇賞  芝3200m

リンカーン        1人気 6着
シルクフェイマス
アドマイヤグルーヴ
サンライズペガサス


京都は午後からパラパラと雨が降ってきた模様。とはいうものの、昨日の洛陽Sで1分20秒3、先週の鴨川特別(1000万下)で1分58秒6、オーストラリアTでは1分45秒1、他のマイル条件戦でも1分33秒台が出るほどの超高速馬場。良→稍重になるぐらいでは、馬場の高速化に歯止めはかからないと見た。逆に人気が割れて美味しいかも。


天皇賞の高速決着といえば、8年前のマヤノトップガンの3分14秒4という記録が残っている。早めに動いたサクラローレルに食い付いていったマーベラスサンデー、両馬の一騎撃ちを仕掛けをワンテンポ遅らせることで大外から差し切ったマヤノトップガン


この時の京都は、エイシンバーリンが1200mを1分6秒台で走り、ゼネラリストがオープン特別で1分57秒5を駆け抜けるという超高速馬場だった。超高速馬場では、先行力+持続力+瞬発力が必要となる。現在の京都と傾向が似ているかもしれない。



菊花賞天皇賞の歴史を紐解いていくと、ビワハヤヒデナリタブライアンの世代から高速化が進んできたように見える。中距離でもレコード勝ちできるスピード能力に加えて、長丁場を走り抜けるだけのスタミナもある馬。結果的に、勝ち馬欄にはスーパーホースばかりが名を連ねることになる。それがテイエムオペラオー世代まで続く。


それ以降、長距離レースの傾向がガラッと変わる。条件馬までが登録してきて、フルゲートになって、勝ち目の薄い馬たちがハイペースで飛ばして、最後の直線では瞬発力勝負よりも余力勝負となる空前のサバイバル決戦に模様替えされてしまった。ダンスインザダーク産駒、サッカーボーイ産駒時代の到来である。


時を同じくして、シンボリクリスエスを筆頭とした中距離馬たちが、長距離のレースに使わなくなった。長距離レースと中距離レースの住み分けが完成した。

今年の天皇賞は、想定していたメンバーとは全く違う顔ぶれとなった。超中距離馬の目玉として出てくるはずだったコスモバルクがまさかの権利取り失敗、昨秋の上がり馬ナリタセンチュリーサクラセンチュリーも直前にリタイア、長距離戦の申し子デルタブルースダイタクバートラムは、有馬記念疲労が抜けずに出走できず。ゼンノロブロイタップダンスシチー有馬記念好走組には、見向きもされなかった。


おかげで、「どの馬にもチャンスあり」と各陣営が色目気立ち、超中距離馬、過去の実績馬、最強牝馬、豪州馬、条件馬まで、バラエティーに富んだメンバーが揃った。こうなってくると、何が起こっても変じゃない。それなら、オッズギャップをつくしかない。


どの陣営も「勝つ」つもりで出てきているし、差し馬が多いので、ペースはスローで落ち着くはず。少なくとも2周目の3コーナーまでは。あとはどうなるか知らん。早めに仕掛けても自分の競馬ができるシルクフェイマスは雨が嫌いだとか。キャハハ。

ヒシミラクルが一番人気だとか意味がわからない。超高速馬場なので、持ち時計のない馬は全て切り。ザッツザプレンティもいらない。魔界の女王も必要なし。重賞を勝ってない馬もあまり買いたくない。アイポッパーが切れる理由は阪神大賞典のレース回顧参照。先行抜出型のトウショウナイトは少し怖いんだけれども。


瞬発力のあるサンデー産駒が狙い目だな。リンカーンアドマイヤグルーヴサンライズペガサスあたりが有力候補。スズカマンボハイアーゲームユキノサンロイヤルは無視。ハーツクライはノリが最内を突くかもしれないだけにちょっと怖い。でも、マヤノトップガンと同じ芸当ができるほどの馬ではないと思う。たぶん、エアシャカール級。


あとは、アレだ。雨で不必要に嫌われてるシルクフェイマス。みんな、この馬のこと舐めすぎ。僕はコイツのおかげで、昨年20万円以上勝ったんだ。オッズギャップハンターにとって、こんなに美味しい馬はいないよ。馬体重さえ回復していれば…

メンバーがメンバーなだけに「なんでもあり」状態になると思うので、「GⅠレース 福永祐一武豊 交互の法則」*1 より◎リンカーン!とかでもいいと思う。とにかく、あまり評価されていないサンデー産駒を狙い打つと嬉しいことがあるかもね、とだけ言っておく。


今週は三連複も買ってみよう。密かに桃子馬券(3-6)が入ってたりする。

馬連・三連複 ボックス 3,6,7,14  計10点 500円ずつ (確定版)



■ 天気予報
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/leisure/horse/26/32007.html


■ 参考レース
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20050413/p1
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20050405/p1
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20050329/p1
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20050322/p2
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20050222/p2