第9回 秋華賞 晴・良
1. ◎ スイープトウショウ 池添謙一 ② 1:58.4 2. … ヤマニンシュクル 四位洋文 ⑤ 1/2 3. … ウイングレット 田中勝春 ⑩ 5
∴ 的中馬券なし
1番人気ダンスインザムードが直線で失速、謎の敗戦。
パドックでのイレ込み具合はいつも通りに見えたが、武豊本人の日記によれば、すでにパニック状態だったとのこと。たしかに発汗は目立ったが、ゲート入りを嫌がるスイープトウショウ、グローリアスデイズに比べて、そこまで深刻には見えなかったのに。
上り 4F 46.5 - 3F 34.9
12.4 - 11.0 - 12.1 - 12.4 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 11.6
中盤もずっと12秒台が続き、決して速いペースではなかった。
むしろ、GⅠレースとしては遅すぎる。前哨戦のローズSが史上最速ペースでの決戦*1 だったにも関わらず、本番では何も行かない。*2 ラスト4ハロンから徐々にペースアップして、最後は瞬発力勝負。本来なら余力が残っている前の馬たちに有利に働くはずが、あまりのスローペースっぷりにスピードの勝る先行馬たちが、逆に精神と肉体のバランスを崩して総崩れ。ちょうどオークス*3 と同じような競馬になってしまった。
結果論になるが、ダンスインザムードは逃げるべきだったと思う。
それでも、4角では持ったまま上がってきて、直線入り口では抜群の瞬発力を発揮。非凡な才能の片鱗は示せたとは思うが・・・・。現時点では桜花賞のような速いペースが合っているのだろう。やはり牝馬は難しい。
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スイープトウショウは溜めるだけ溜めて、終いは33秒7と抜群にキレた。
最後まで馬を信じてギリギリまで追い出しを待った池添はお見事。デュランダルといい、この馬といい、「追い込みしかできない」個性的な馬には池添騎手がよく似合う。
2着のヤマニンシュクルは、四位騎手の好騎乗の結果。
「キレはないが、息の長い末脚」を上手く使うには「4角まくり」しかない。どうせ大外回ししかできないなら、京都の下り坂で加速してしまえばよい。現在のサンデー死滅馬場*4 も味方してくれた。「勝つ」まではいかないところが何ともこの馬らしい。