中山9R 有馬記念 芝2500m
◎アグネスデジタル ○リンカーン
普通に考えれば本命はタップダンスシチーである。
まず3着は外さないだろう。
それでいてシンボリとの馬連で約6倍。これは美味しい。非常に美味しい。
でも…そんな簡単には収まらない気がする。あくまで“予感”の域を出ないのだが。
藤沢和雄は「今度はJC馬についていく」と言った…
安藤勝己は「前走と同じ競馬じゃ駄目というのはわかっている」と言う…
対タップダンス包囲網の形成…
これに対し、佐藤哲三はこう話す。
「自分の競馬をするだけ」
他馬に自分の競馬をさせない…この時点でタップダンスの「勝ち」なのだ。
そんな馬たちにタップは交わせない。
ずばり、タップダンスシチーが3着、追撃したシンボリクリスエス4着、超早仕掛けしたザッツザプレンティ5着。これが俺の結論だ。
◎アグネスデジタル (希代のオールラウンダー)
正直距離も長いし往年の勢いもない。グランプリ参戦にしても、香港選出が叶わなかったから苦肉の策、というのが本音だろう。
ぶっちゃけ今年の12頭の中では、最もビリになる可能性が大きい馬かもしれない。
しかし、「勝つ」可能性が大きいのもこの馬ではないだろうか。(実質2番目じゃないか?)
積み重ねてきたGⅠ勝利の数は6つ、思えばそのどれもがファンを唖然とさせるものばかりだった。
覚えてますか? あのマイルCSの驚きを…
覚えてますか? あの天皇賞・秋の鳥肌を…
覚えてますか? あの安田記念の復活劇を…
「サプライズ!」
このJRAの公式スローガンにもっとも値する馬…それは文句なしでアグネスデジタルだと思う。
相手は200勝ジョッキー武豊に敬意を表してリンカーン。有馬記念は「3番枠の成績がいい」のもプラス材料。最後の直線まで「死んだふり」ができれば、残り50mでタップに並べるはず。
他では(印は打ってないけど)ゼンノロブロイ、ウインブレイズ、ダービーレグノに注意されたい。
単勝 11
ワイド 03−11