東京11R 東京新聞杯
◎ロジクライ 3人気 9着 ○レイエンダ ▲サトノアレス △ジャンダルム
明け4歳が強いことはわかった上で、敢えて「弱い世代」扱いされているロジクライから入ってみたい。この世代、レベルが低かったのは主に牡馬クラシック組(ディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンド)で、牝馬はメジャーエンブレムもシンハライトもヴィブロスもいたし、マイル路線も決して低レベルではなかった。
その世代で後の桜花賞馬ジュエラーを破ったシンザン記念の覇者こそロジクライである。その後は長期休養もあって出世が大きく遅れたが、昨秋富士Sを完勝して完全復活。左回り芝では重賞勝ちも含めて3戦2勝2着1回とパーフェクト。先行力のある馬だし連軸に据えるには最適かと。
距離短縮してきたレイデオロの半弟レイエンダも有力候補。マイルはやってみないとわからないけど東京の方が走りやすいだろう。揉まれない外枠もプラスに作用しそうだ。
以下、一か八かの末脚頼みも東京コースでは崩れていないサトノアレス、強い明け4歳世代でタワーオブロンドンとは能力的に差がないにも関わらず近走不振で無視されているジャンダルムの激走まで押さえておく。
レース結果
1. … ⑵ インディチャンプ 福永祐一 ① 1:31.9 2. … ⑹ レッドオルガ 北村友一 ⑥ 1/2 3. ▲ ⑴ サトノアレス 柴山雄一 ④ アタマ
インディチャンプ、出遅れても慌てることなく余裕の差し切りで重賞初制覇。ステイゴールドのラスト世代、エタリオウよりも先に重賞勝ってしまった。毎日杯でブラストワンピースの3着と能力の片鱗は見せていたけど、この好メンバー相手にあっさり勝てちゃうのはびっくり。マイルは同世代のステルヴィオが王者というスカスカ状態なのでG1のチャンスも十分。
なお、1番人気がこのレースを勝つのは12年ぶりとのこと。調べてみたらスズカフェニックスだった。現地で見てたわ。懐かしい。
ロジクライは早め先頭で押し切れず、自分のレースはできていたので仕方ない。レイエンダはマイルでは忙し過ぎてついていけていなかった。タワーオブロンドンは成長を感じないし重賞ではワンパンチ足りない。サトノアレスはいつもすげー脚で追い込んでくるんだけど、坂を上りきると脚色が同じになってしまう癖が難点ですね。