オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

第66回 菊花賞    晴・良

1. ◎ ディープインパクト    武豊   ① 3:04.6
2. … アドマイヤジャパン    横山典弘 ⑥ 2
3. … ローゼンクロイツ     安藤勝己 ③ 4

∴ 的中馬券なし


ラップタイム

上り  4F 47.8 - 3F 35.7
13.0 - 11.6 - 11.7 - 12.2 - 12.7 - 13.0 - 13.5 - 12.6 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.1 - 11.6

佐藤哲三シャドウゲイト、直後につけたアドマイヤジャパンの2頭が大逃げ。スタートの良過ぎたディープインパクトは慣れない中団追走となり、折り合いを欠いてしまう。前の2頭の1000m通過ラップが61.2秒、ディープインパクトは63秒ぐらい。普段なら掛かることはないはずなのに、すぐ外からディーエスハリアーフサイチアウステルにかぶせられて、窮屈な場所に押し込められて。狭い場所で長手綱を駆使して必死でなだめる武豊、直後に控える伏兵馬たち、そして、悠々自適と前を進む横山典弘


第4コーナー、展開を味方につけたアドマイヤジャパンが抜け出しを図る。ノーマークで進めたローゼンクロイツが馬場の中央から襲いかかる。ディープインパクトはまくり気味に進出して、直線は大外へ。しかし、前とは絶望的な差がついていた。普段のディープインパクトならともかく、道中でスタミナを消耗しまくった馬が差せる距離ではなかった。それなのに、である。上がり3ハロン、33.3秒…


最近の菊花賞は、早仕掛けからスタミナ任せに押し切るレースがトレンドになっていたので、強い馬が強い勝ち方をする菊花賞は…マンハッタンカフェ以来かもしれないね。それを象徴するかのように、アドマイヤジャパンローゼンクロイツシックスセンスと上位は全て瞬発力に富むサンデーサイレンス産駒だった。スローペースでの上がり勝負では、他種牡馬産駒は太刀打ちできないね。





平成6年のナリタブライアン以来、11年ぶりの三冠馬誕生。ちょうど僕が競馬に魅せられた頃だった。ディープインパクトのレースを見て、競馬ファンになる子も出てくるのだろう。こうして歴史は繰り返す。無敗のまま三冠レースを制したのは、シンボリルドルフに続いて史上2頭目の快挙だ。次はジャパンカップ or 有馬記念。世代最強から現役最強へ、そして史上最強へと道は続いていく。ここから先は、前人未到の未知の領域。