第42回 弥生賞 曇・良
1. ◎ ディープインパクト 武豊 ① 2:02.2 2. … アドマイヤジャパン 横山典弘 ③ クビ 3. ○ マイネルレコルト 後藤浩輝 ② 1 1/4
∴ 購入馬券なし
ラップタイム
上り 4F 47.4 - 3F 34.9
13.0 - 11.9 - 12.5 - 12.3 - 12.5 - 12.6 - 12.5 - 11.6 - 11.4 - 11.9
最低人気のダイワキングコンの単騎逃げ、1000m通過タイムが62.2秒の超スロー。2番手につけたマイネルレコルトは少しかかり気味に追走、もう1頭の人気馬アドマイヤジャパンは内埒沿いの3番手でピッタリ折り合う。ディープインパクトは、スタートは五分で出るも、終始外々を回る中途半端な後方待機策。
前半1000mを過ぎても、一向にペースが上がらない。前有利の現在の馬場状態を懸念して、3コーナー過ぎで武豊・ディープインパクトが仕掛ける。それに合わせて、ダイワキングコン・マイネルレコルトの前2頭がペースをあげるも、馬なりのまま 4角で先頭に並びかける。この辺の瞬発力は、「さすが、サンデー産駒」の一言。
さあ、ここからギアチェンジして・・・・って、何やら様子がおかしい。前半でスムーズさを欠いているはずのマイネルレコルトを交わすのに梃子摺っている。そして、仕掛けをワンテンポ遅らせた横山典弘・アドマイヤジャパンが最内からスルスルと先頭へ。ここで「やられた!」と思ったのは、僕だけではないだろう。
圧倒的人気を背負ったディープインパクトは、坂上でレコルトを振り切ると、ゴール前でアドマイヤジャパンをなんとかクビ差交わして3連勝達成。ほんと「なんとか勝った」という表現が一番しっくりくる。過去2戦で見せたような“インパクト”は感じられなかった。
アグネスタキオン以来、4年ぶりの無敗の弥生賞馬誕生。これは史上8頭目の快挙。にも関わらず、言い訳に終始するスーパー競馬の解説陣。それがすべてを表していた。
自身の日記上で「自分の意思とは無関係に、他の騎乗馬が離れていってしまって寂しい」と、暗に“ディープインパクト一本被りムード”に疑問を投げかける武豊。一方で、「無敗の三冠馬誕生だ」と煽りたてるスポーツ紙面。この温度差は、一体、何を表すんだろう? 兎にも角にも、皐月賞が“馬券的に”面白くなったことだけはたしかである。
■ Road to 皐月賞
ヴァーミリアン、ペールギュント、キングストレイル、ビッグプラネットはスプリングSへ、コンゴウリキシオー、アドマイヤフジは若葉S、ローゼンクロイツは毎日杯、ストーミーカフェは皐月賞直行。そして、ダンツキッチョウは京都新聞杯からダービーへ。
【Road to 皐月賞】 弥生賞 1着 ディープインパクト 56kg → 57kg 評価:☆☆☆ 2着 アドマイヤジャパン 56kg → 57kg 評価:☆☆☆☆ 3着 マイネルレコルト 56kg → 57kg 評価:☆☆
【参考資料】 共同通信杯 1着 ストーミーカフェ 58kg → 57kg 評価:☆☆☆☆☆ 4着 ニシノドコマデモ 56kg → 57kg 評価:−