オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

阪神11R  チューリップ賞  芝1600m

コスモフォーチュン   8人気 15着
オリエントチャーム
ディアデラノビア
エイシンテンダー


まず、チューリップ賞というレースの性質についてだが、桜花賞本番との結びつきはそれほど強くなかったりする。過去10年で、チューリップ賞桜花賞ともに勝ったのは、ベガ、テイエムオーシャンの2頭だけ。むしろ、ここで敗退して本番で巻き返したケースのほうが多い。*1 ここで好走したからと言って、本番での好走が約束されるわけではない。だからこそ、「トライアル好走馬」なんていうキーワードが出てくるのである。


「トライアル好走馬」・・・それはトライアル戦では結果を残すのに、GⅠレースになるとワンパンチ足りない馬のこと。過去10年の結果に目をやると、オレンジピールダンツシリウスエイシンルーデンスオースミコスモヘルスウォールオースミハルカなど、層々たる顔ぶれが並ぶ。そして、僕はこういう馬を探し当てるのが地味に上手い。


チューリップ賞を当てるためのポイントは、“トライアル好走馬を見抜くこと”である。



展開的には、小倉2歳S 3着以来のコスモフォーチュンが逃げて、2番手からアスピリンスノー、ダンツクインビーといったあたりが追走する。有力馬に後方待機組が多いこともあって、比較的スローで流れるのではないか。一方、阪神の芝は開幕週の状態を保っている。となれば、実力の割に人気がない先行馬に白羽の矢が立つ。


今年の“トライアル好走馬”は、コスモフォーチュンだと思う。*2 小倉で4戦走って以来のレースになるが、父がマイネルラヴだし、オークスは頭にないだろう。何としてでも桜花賞に出たい。しかし、賞金はいまだに400万円、背水の陣。





人気のオリエントチャームディアデラノビアの賞金800万円組も、ここで好走しなければ桜花賞出走が抽選頼みになることから、それなりに仕上げてきてるだろう。


僕はオリエントチャームのほうを上にとりたい。キャリア1戦で臨んだ紅梅Sではエリモファイナルに出し抜けを食らったが、次のこぶし賞は0.6秒差で圧勝。1分34秒8の走破タイムも優秀で、ディアデラノビアの勝った白梅賞より1.7秒も早い。出遅れ癖さえ出なければ、まず連を外すことはなさそうだ。


ディアデラノビアは、新馬戦、白梅賞と超スローの上がり勝負を制して無傷の2連勝。前走で負かしたエアメサイア、レッドバトラーが次走を勝ちあがったことからも、能力はすでに重賞レベルにあると見て間違いない。ただ、420kg前後という貧弱な身体がクセモノ。本当に阪神の坂を克服できるのだろうか。スローペースが予想されるとはいえ、重賞レースで1番人気を背負ってのプレッシャーに耐えられるのかどうか。鞍乗は不振のアンカツ、そして、阪神マイルの不利な外枠。人気のわりには美味しくないかも。





ハギノコマチも背水の陣の400万円組だが、展開的に向かないと思うのでパス。2戦2勝のエイシンテンダーは、賞金が足りていることから脚を測ってくるだろう。プリモディーネと同じ結果になりそう。エリモファイナルは外枠の時点で切り、阪神コースも合わない。アドマイヤメガミは、どうせ出遅れるんだろう。


馬券は、本命からのワイドのみで。明日の弥生賞のオッズは期待できないからなぁ。

ワイド 9-10,13  計2点 1500円ずつ (確定版)

*1:オグリローマンプリモディーネファレノプシスチアズグレイススティルインラブの5頭が載冠、連対だけならメジロドーベルアズマサンダースも該当する

*2:本当はジェダイトを指名するつもりだったのに、回避しやがった!