オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

東京11R  フェブラリーS  ダ1600m

アドマイヤドン      2人気 5着
メイショウボーラー
タイムパラドックス


アドマイヤドンのピークはもう過ぎた」「新王者はメイショウボーラー」という謳い文句はまだしも、「どれが勝ってもおかしくない大混戦」ってのは少し言いすぎなんじゃないかと思う。「大混戦」であることを否定するつもりはないが、どう頑張ってみても、アドマイヤドンメイショウボーラータイムパラドックスの3頭以外が“勝つ”シーンを想像することができなかった。(実力的にも、展開的にも)


GⅠを勝つためには、ある程度の“格”は必要なのだ。ここ一週間で僕が目移りしかけたピットファイターサイレンスボーイパーソナルラッシュユートピアヒシアトラスカフェオリンポスらには、その風格を感じなかった。たしかに面白い存在だとは思うが、勝ち切るほどの実力はない。彼らでは役者不足なのだ。


今年のダート戦線は、決して、ハイレベルで大混戦になったわけではない。昨年春から見られたアドマイヤドンの衰退、ウインデュエルスパイキュールの故障離脱、思ったよりも成長しなかった現4歳世代の誤算が招いた、消極的な意味での大混戦でしかない。だとすれば、能力上位のアドマイヤドン、勢いのメイショウボーラー、安定感随一のタイムパラドックスの「三つ巴」という評価が一番妥当なのではないだろうか。





週末の一雨で先行馬が有利な馬場状態になったため、ユートピアあたりがメイショウボーラーに絡んでペースが速くなるかもしれない。しかし、両馬とも「何が何でも逃げたい」わけではない。乗れている横山典弘騎手も、“勝つ”ためにはメイショウボーラーの直後に控えたほうが得策だということは、十分わかっているはず。


スタート直後の芝コースを存分に生かせる外枠をゲッツしたメイショウボーラー、おそらく平均ペースでの単騎逃げに持ち込める。ダート戦を使うことで馬体も充実してきたし、皐月賞 3着馬だけに距離に不安もない。特に弱点らしい弱点は見当たらない。でも、ここ一番で勝負弱いタイキシャトル産駒単勝1倍台の一番人気に祭り上げちゃうのは、ちょっと賛同できないかな。僕の中ではゴール前で差されて2着という、ストーンステッパーのイメージとかぶるんだけれども。


メイショウボーラーを負かせるとなれば、GⅠ7勝のアドマイヤドンしかいないだろう。「ピークが過ぎた」と言われすぎて、いい感じで人気がなくなってるのも Good! 僕も昨年から「ピークを過ぎた」と言い続けてきたが、それは「単勝1倍台の支持に見合うほどの実力はなくなった」というだけであって、単勝4.0倍なら十分に美味しい馬だと思う。買い目は、アドマイヤドンからの馬単一点で。

馬単 3→14   5000円



■ 参考レース
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20050131/p1
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20050125/p2
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20050113/p1
http://d.hatena.ne.jp/tubame0604/20041129/p1