オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

第52回 日経新春杯   曇・良

1. ▲ サクラセンチュリー  佐藤哲三 ② 2:29.0
2. … マーブルチーフ    池添謙一 ⑦ クビ
3. △ ストラタジェム    福永祐一 ③ 1/2

∴ 的中馬券なし


ラップタイム

上り  4F 45.9 - 3F 34.1
13.0 - 12.2 - 12.2 - 13.8 - 12.9 - 12.9 - 13.2 - 12.9 - 11.8 - 11.5 - 10.8 - 11.8

押し出されるように先頭に出たのはコイントス。少頭数の長距離戦、人気の2頭はともに差し馬、外が異常に伸びる直線・・・どんなに前が楽をしても、「直線で差せる」というそれぞれの思惑が、ほぼ13秒台で進み続けるという超スローペースを作り上げた。


まるで、歩いているかのようなレースが動いたのは、3角過ぎの地点。後方からナリタセンチュリーだけをマークしていた佐藤哲三サクラセンチュリーが3角で気合を入れる。徐々にポジションを上げていき、4角前ではナリタセンチュリーのすぐ外へピタリと寄せる。


単勝1倍台という圧倒的支持を受けていたライバルだが、明らかに手応えが怪しい。 佐藤哲三はこの時点で勝利を確信、直線は大外へ。



一方で、圧倒的人気を背負って引き下がれないナリタセンチュリー武豊。道中は折り合っていたはずなのに、すでに手応えはない。200勝ジョッキーは、最後の賭けとして、ナリタセンチュリーの闘争心に望みを託した。


サクラセンチュリーに馬体を寄せていくナリタセンチュリー。馬体が激しくぶつかりあう。大外に進路をとったはずのサクラセンチュリーも、徐々に内に切れ込み始める。


しかし、併せ馬に夢中になってるうちに、目の前に別の馬がいた。「京都の芝は外が伸びる」ことは周知の事実。前半で楽して、余力たっぷりの先行馬たちが、進路を外にとってきたのだ。バテたダディーズドリームが下がってくる、その内にはマーブルチーフコイントス、外には激しくぶつかり合うサクラセンチュリー






・・・・行き場がない! もう追えない!




でも、ナリタセンチュリーの陣営は、どうしてこのレースに拘ったのだろう。冬場は休養にあてて、阪神大賞典 or 産経大阪杯から始動すればよかったのに。昨秋の快進撃だって、春の天皇賞から京都大賞典までの休養が功を奏したものだった。決して、体質の強い馬じゃない。だからこそ、有馬記念を回避したんじゃなかったのか。


しかし、そんな馬を単勝1倍台に祭り上げてしまうファンも見る目がないな!(pgr