世代によるレベルギャップ
鄯)現9歳世代 ・・・・ 超ハイレベル(海外遠征世代)
皐月賞 セイウンスカイ 東京優駿 スペシャルウィーク 菊花賞 セイウンスカイ 古馬GⅠ グラスワンダー(3)、エルコンドルパサー(3)、スペシャルウィーク(3)、エアジハード(2)、キングヘイロー、アグネスワールド
キングヘイロー、アグネスワールドが脇役にしかなれなかった世代。
中距離界にはサイレンススズカ(生きてれば現10歳)、短距離界にはタイキシャトル(現10歳)という大きな核がいて、競馬が本当に盛りあがっていた。
鄱)現8歳世代 ・・・・ 平均レベル(空き巣世代)
皐月賞 テイエムオペラオー 東京優駿 アドマイヤベガ 菊花賞 ナリタトップロード 古馬GⅠ テイエムオペラオー(6)、メイショウドトウ
上の世代&アドマイヤベガが引退して、ぽっかり空いた空き巣世代。
テイエムオペラオーが重賞8連勝などで、よく牽引してくれた。ナリタトップロードはこの世代でなければ、もう2つぐらいはGⅠを獲れていたと思う。
鄴)現7歳世代 ・・・・ 低レベル(古馬になってから成長する外国産馬たち)
皐月賞 エアシャカール 東京優駿 アグネスフライト 菊花賞 エアシャカール 古馬GⅠ タップダンスシチー(2)、エイシンプレストン(3)、アグネスデジタル(7)
クラシック組の惨状は語るまでもないだろう。
しかし、古馬になってから急成長する外国産馬が続出。仕上がりの早い外国産馬にしては珍しい現象。タップダンスシチーは旧年齢表記だとすでに8歳、トロットサンダーやオフサイドトラップよりも高齢にも関わらず、いまだに主役を張っているのは見事としか言い様がない。水曜日の追い切り後、突如として引退を撤回。
鄽)現6歳世代 ・・・・ 超ハイレベル(故障に泣いた最強世代)
皐月賞 アグネスタキオン 東京優駿 ジャングルポケット 菊花賞 マンハッタンカフェ 古馬GⅠ ジャングルポケット、マンハッタンカフェ(2)、クロフネ(2)
ダイタクバートラム、ツルマルボーイはこの世代の生き残り。
GⅠではワンパンチ足りない印象だったが、超一流馬が故障で揃って引退したこともあって、ダイタクは春の天皇賞で1番人気、ツルマルは安田記念を制することができた。
酈)現5歳世代 ・・・・ 平均レベル(及第点)
皐月賞 ノーリーズン 東京優駿 タニノギムレット 菊花賞 ヒシミラクル 古馬GⅠ シンボリクリスエス(4)、ヒシミラクル(2)、アドマイヤドン(6)、イングランディーレ
有馬記念には、アドマイヤドン、ヒシミラクル、シルクフェイマスの出走あり。
酛)現4歳世代 ・・・・ 低レベル(団栗の背比べ)
皐月賞 ネオユニヴァース 東京優駿 ネオユニヴァース 菊花賞 ザッツザプレンティ 古馬GⅠ ゼンノロブロイ(2)、アドマイヤグルーヴ(2)
今年の春の天皇賞で人気を集めて、集団で討ち死にした低レベル世代。
GⅠ未勝利のリンカーンも含めて、この4頭に大きな差はない。秋の天皇賞、ジャパンカップでは、ライバルの故障引退、有力馬のぶっつけ本番、現役最強馬の海外遠征、外国馬の香港志向などに恵まれて、運良くGⅠ連勝をできたゼンノロブロイ。そんなんで圧倒的一番人気を背負っていいのか?
醃)現3歳世代 ・・・・ やや低レベル(核2頭+金魚のフン)
皐月賞 ダイワメジャー 東京優駿 キングカメハメハ 菊花賞 デルタブルース 古馬GⅠ なし
現3歳世代で本当に強かったのは、キングカメハメハ、ダンスインザムードだけ。
ハーツクライ、コスモバルク、ハイアーゲームと出走してくるが、それほど驚異を感じない。乗れているノリが操るハーツクライの無欲の追い込みにだけ要警戒。
【参考】 有馬記念の枠順
http://www.jra.go.jp/info/0412/20041223-arima.html