朝日杯FS 〜1番人気の信頼性の検証〜
過去10年 1番人気馬の成績
94年 1着 フジキセキ 1:34.7 34.9-36.0 95年 1着 バブルガムフェロー 1:34.2 34.8-35.9 96年 15着 クリスザブレイヴ 1:36.3 33.9-39.1 97年 1着 グラスワンダー 1:33.6 34.3-36.5 98年 1着 アドマイヤコジーン 1:35.3 35.1-36.4 99年 2着 レジェンドハンター 1:34.7 33.5-37.6 00年 2着 タガノテイオー 1:34.5 35.0-36.1 01年 1着 アドマイヤドン 1:33.8 34.4-36.1 02年 2着 サクラプレジデント 1:33.5 34.3-36.6 03年 2着 メイショウボーラー 1:33.7 34.1-36.2
歴史を紐解いていくと、一番人気がやたらと強いことがわかる。
96年のクリスザブレイヴの惨敗以外は連対率100%、素直に一番人気馬から買っておけばよい。しかし、今年の場合、核になりそうな抜けた馬が存在しないため、どの馬が一番人気になるのか判断しづらい。過去にも、96年、99年、00年がそうだった。
それでは何故、96年だけ荒れたのだろうか?
□
原因は単純、アサカホマレの作る超ハイペースに巻きこまれたから。
96年は黄菊賞で1分33秒台を記録したアサカホマレが暴走、ペースを緩めようとした途端、オープニングテーマに競り掛けられ、上がり3ハロンが39秒台という超耐久レースとなる。スタミナ豊富なランニングゲイル、エアガッツに不利があったことも重なって大波乱、勝ったのは、佐藤哲三 マイネルマックスだった。
同じように前半3ハロン33秒台で流れた99年の場合はどうか。
この年は、玉砕逃げしたダンツキャストをレジェンドハンターが無理して追いかけなかったことが荒れなかった要因。勝ったのは後に国際GⅠを3勝する怪物エイシンプレストン。
□
今年は無茶な逃げ馬が出走してない。それなら人気馬を信頼すればいい。
00年 タガノテイオー、02年 サクラプレジデントを見てもわかるように、押し出され型一番人気馬でさえ、結果を残しているレースなのだから。エイシンチャンプ、アポインテッドデイとここ2年は穴馬を本命に抜擢して的中させているが、今年は素直にストーミーカフェあたりから買うつもり。ただ、キングストレイルの故障回避が誤算。