阪神11R 第56回阪神ジュベナルフィリーズ 芝1600m
◎ラインクラフト 1人気 3着
○カシマフラワー
▲デアリングハート
△リヴァプール
まずは馬場状態の考察から。
やたらと馬場悪化の影響が叫ばれてるが、雨で稍重だった土曜メイン*1 でも、ヘブンリーロマンスが1分33秒4で走れるぐらいの高速馬場だった。朝7時の時点で「もう雨は降っていない」という情報を得ていたこともあり、「良馬場での時計勝負」濃厚と睨んで、持ち時計のないエリモファイナルは切ることに。
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本命 ラインクラフト (54kg 福永祐一)
スタート、センス、瞬発力、すべてにおいて欠点がない。内目の絶好枠を引けたし、雨も止んで、天も味方してくれた。ファンタジーSの回顧で書いたような血統的ジンクス*2 を持ち出さない限り、弱点が見当たらない。前日オッズ1.7倍も「付きすぎ」なぐらい。福永騎手もかなり自信を持ってるし、2年前のピースオブワールドの時のように乗れば、載冠は間違いないだろう。1着固定。素直に相手探し。
対抗 カシマフラワー (54kg 松永幹夫)
芝1200mばかり使ってきたため、距離が不安視されてるが、母父にリボーの血*3 が入っているし、問題ないだろう。ラインクラフトが早めに上がってくる展開だと少し辛いが、それでも3着圏内には粘れるのではないか。時計勝負にも不安はないし、2歳GⅠで6戦というキャリアは必ず生きてくると思う。2,3着。
単穴 デアリングハート (54kg 武幸四郎)
アンブロワーズ、ライラプス、リヴァプール、モンローブロンドあたりが人気してるようだが、アンブロワーズは長期休み明けだし、他3頭はすでにラインクラフトとの勝負付けが済んでいる馬。それなら人気のない1勝馬に食指が動くというもの。デアリングハートは持ち時計もある*4 し、阪神マイルに強い武幸四郎が乗るのもよい。穴をあけるなら、エリモファイナルよりもこっちじゃないか。2,3着。
連下 リヴァプール (54kg 川島信二)
ラインクラフト以外の人気馬で買っていいのは、この馬だけだと思う。後ろから行く脚質はあまり歓迎できないが、最後は必ず伸びてくるし、いろんなペースを経験しているのもプラス材料。芝1400mで1分21秒4を叩き出した未勝利戦を見ても阪神コースは合っている。父ダンスインザダークなら距離延長も大歓迎。2,3着。
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「阪神マイルの外枠不利」説は、桜花賞を持ち出すまでもなく、もはや常識。
昨年のような「実力接近」レースでは、枠順よりもペースに左右される面が強い*5 のだが、今回は大本命ラインクラフトがいるため、上位に入線する馬にはロスのない競馬が求められる。好位をキープするために脚を使わざるを得ない外枠差し馬なんて問題外。ライラプス、モンローブロンドは買う必要がない。ジェダイトは普通に実力不足。アンブロワーズは鉄砲&輸送が難点。
これだけ絞れれば、三連単で仕留めたくなるのが勝負師というものだ。
三連単 フォーメーション 計6点 各500円ずつ
1着 ラインクラフト
2着 カシマフラワー デアリングハート リヴァプール
3着 カシマフラワー デアリングハート リヴァプール