阪神11R 宝塚記念
◎リスグラシュー ○キセキ ▲アルアイン
アーモンドアイ(G1 5勝)もフィエールマン(菊花賞、天皇賞春)もワグネリアン(東京優駿)も不在の飛車角王将落ち4歳世代よりも、無事是名馬で元気な5歳世代から。ジャパンC超速レコード演出の助演男優賞キセキは苦手の春でも大崩れしていないし、皐月賞馬アルアインは大阪杯でG1 2勝目、エリザベス女王杯Vで無冠の女王返上したリスグラシューは海外でも善戦ウーマン継続中。BOXで。
ドバイでまさかの逃げ戦法から惨敗したレイデオロ、過去最高体重で負けた中山記念と同体重で出てきたスワーヴリチャードはちょっと不安が残るので、ドバイ組をスルーした5歳丼で老後の必要資金2000万円の足しにしたい。
東京11R 安田記念
◎アーモンドアイ ○ダノンプレミアム ▲フィアーノロマーノ
新馬戦しか負けていない牝馬三冠・ジャパンC・ドバイターフ制覇の最強牝馬アーモンドアイ、一頓挫あった直後のダービーしか負けていないマイル全勝で同じ年のダノンプレミアムの最強対決。走ればレコードの"超高速"東京芝だけに1分30秒を切る超速決着が期待される。時計の裏付けのない馬、後方一気の展開頼みの馬は出番なし。先行できないなら上がり31秒台で走らないと届かない。先週のダービー1枠1番のような特殊な馬場の恩恵を受けた馬でないと2強対決には割り込めない。
ハイペースで先行馬壊滅だったダービー卿CTを先行して押し切ったフィアーノロマーノが最大の惑星。年明け初戦であのパフォーマンス。前走で負かしたプリモシーンはヴィクトリアマイルでも2着。現在9番人気なら積極的に狙いたい。
東京11R 東京優駿
◎サートゥルナーリア 1人気 4着 ○ダノンキングリー △クラージュゲリエ △ロジャーバローズ
サートゥルナーリア、ディープインパクト以来の無敗の二冠濃厚。ぶっつけで仕上がり途上だった皐月賞でも(お行儀の悪さを出して後味は悪かったものの)負けなかったんだから、100%に仕上げたダービーでは同じ相手に負けるはずがない。皐月賞組よりも数枚劣る別路線組なんて論外。「乗り替わりでは勝てない」のは平成時代のお話。ずっと乗っていたミルコに戻さずダミアンレーンに依頼した経緯は少し疑問だけどね。
同レースで単勝1倍台に支持されたのは、ハイセイコー、ミスターシービー、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、ナリタブライアン、ディープインパクト、ドゥラメンテと超名馬ばかり。(除くフサイチホウオー) ライバルを圧倒して秋はフランスへ。まあ現在のレコード連発東京"超速"馬場で圧勝してしまうと、ロンシャン芝への適性が疑問視されてしまうというジレンマもあるがそれはそれ。
相手はダノンキングリー。東京コース向きの抜群の瞬発力があり、新馬戦でカレンブーケドール(オークス2着)、共同通信杯でアドマイヤマーズ(朝日杯FS、NHKマイルC)に完勝。右回りならヴェロックスでも左回りならこちらの方が強い。皐月賞2着馬よりも3着馬の方がダービー成績が良いデータも後押し。
荒れるなら3着だろう。ヴェロックスを除けば他は横一線。皐月賞5着で父も母父もダービーホースのクラージュゲリエ、ラッキーナンバー最内枠を引けたロジャーバローズあたりか。「ダービーといえば最内枠」と数年前まではかなり騒がれていたが、1枠1番ディーマジェスティ敗退と1枠1番ダノンプレミアム失速もあってなのか最近見かけなくなった。こういうオカルトは皆が忘れた頃にやってくる。