オオカミ少年 -超-

だらだらと当たらない予想を書き続けていたら元号が変わっていたの儀

中山11R  弥生賞

◎ニシノデイジー  1人気 4着
○ラストドラフト
▲サトノラディウス


圧巻の京成杯を見て弥生賞はラストドラフト1強と思っていたが、まさかのルメール直前乗り替わりで田辺騎手に。本番はサートゥルナーリアがいるので乗り替わりは既定路線だったものの、トライアルでこうなってしまうのは大誤算。この件で人気急落、単勝人気もニシノデイジーに並ばれてしまった。田辺くんはここで緊急代打をしっかり決めれば本番でも継続騎乗のチャンスが出てくるんだが。

道悪なら父ハービンジャーということで、初志貫徹しないで◎ニシノデイジーから。乃木坂46西野七瀬さんの卒業コンサートが先週の日曜日。"ニシノ"買うならこのタイミングしかない。札幌で接戦したナイママも東スポ杯で接戦した2頭もその後の戦績が冴えないこと、ホープフルSで2着に先着されたアドマイヤジャスタがすみれSであっさり負けたことは気がかりだが、馬場と少頭数はプラスやね。

相手は能力最上位ラストドラフト、弥生賞7勝武豊騎手のサトノラディウスもランフォザローゼス(葉牡丹賞2着、京成杯2着)を物差しにすれば通用しても不思議じゃない。

レース結果

1. … ⑽ メイショウテンゲン  池添謙一 ⑧	2:03.3
2. … ⑸ シュヴァルツリーゼ  石橋脩  ⑥	1 1/2
3. … ⑻ ブレイキングドーン  福永祐一 ④	3/4

大波乱。ここまで人気馬総崩れになるのは、キズナエピファネイアコディーノが揃って沈んだ2013年以来ですね。メイショウテンゲンは重馬場なのにすごい差し脚。そういえば母親メイショウベルーガは道悪の鬼だった。2着シュヴァルツリーゼはキャリア1戦で休み明け、馬体重+10kg、スタートで数馬身の大きな不利あっての権利取り成功。これも買えません。三連単キャリーオーバー。

ラストドラフトは逃げて捕まって終了。ニシノデイジーはラストドラフトを捕まえに行ってそこでスタミナ切れ。カントル、サトノラディウスはそのニシノデイジーさえも交わせず。戦績が良くても強い相手と戦ってない馬は信用しちゃいかんな。

阪神11R  チューリップ賞

◎ダノンファンタジー  1人気 1着
△シェーングランツ
△ノーブルスコア


きさらぎ賞共同通信杯を制したダノン軍団の総大将の始動戦。天敵グランアレグリアもいなければ、阪神ジュベナイルFで好勝負したクロノジェネシス、ビーチサンバもいない。それなら、たとえ仕上がり途上でもダノンファンタジーで断然。2歳女王にこんな所でこんなメンバー相手にこけて欲しくない。

ソウルスターリングの妹シェーングランツは、◎を負かしにいかなければ2着確保は容易だろうが、トライアル戦でそんな消極的なレースをするとも思えないので、間に誰が入ってくる可能性も考えておく。阪神T1600だしOPで好走実績あるディープの仔を買っておきましょう、ということで△ノーブルスコア。

レース結果

1. ◎ ⑴ ダノンファンタジー  川田将雅 ①	1:34.1
2. … ⒀ シゲルピンクダイヤ  和田竜二 ④	1
3. △ ⑺ ノーブルスコア    福永祐一 ⑦	ハナ

ダノンファンタジーは好スタートから一旦下げて好位キープ、4コーナーから直線半ばまで前が壁で抜けるスペースがなくてだいぶ外に持ち出さざるを得なかったが、そこからのんびり追い出しても届くのが2歳女王の女王たる所以。最後は危なげなく引き離してフィニッシュ。桜花賞に向けて視界良好。

シゲルピンクダイヤは追い出しのタイミングも完ぺきだったしこれで負けたら仕方ない。キャリア浅いのに大善戦。ノーブルスコアはオープンクラス複勝圏に載れる力はあるんだけど、もうワンパンチ足りないね。2〜4着は体を限界まで絞ってメイチの状態で権利取りにきただけ。本番では足りないでしょう。シェーングランツは2歳時からあまり成長を感じない。後方待機組がこれだけ走っているレースで末脚不発はがっかり。

中山11R  オーシャンS

◎ナックビーナス  2人気 2着
○ラブカンプー
▲モズスーパーフレア  


1:07.0の好時計決着だったカーバンクルS上位組が1番人気を分け合っているが、勝ち馬モズスーパーフレアは1kg増の54kgになるのに対して、ナックビーナスは4kg減の54kgで出られるのは如何にも有利。0.2秒差は埋まって余りある。スプリンターズSで2番人気に押されたほどの馬だし、ここは通過点でしょう。

相手はスプリンターズS銀メダルのラブカンプー。舐めた仕上げだったシルクロードSは惨敗したが、身体を10kg絞ってきた今回は無様なレースはしないはず。斤量差さえ克服できれば、▲モズスーパーフレアも無視できない。

レース結果

1. ▲ ⒁ モズスーパーフレア  ルメール ①	1:07.1
2. ◎ ⑿ ナックビーナス    大野拓弥 ②	1 1/4
3. … ⑹ ダイメイフジ     松岡正海 ⑦	2 1/2

斤量差も何のそのモズスーパーフレアが前走とほぼ同タイムで楽々逃げ切り重賞初制覇。2番手にいた実績馬ナックビーナスですら成す術なし。強いね。こりゃ高松宮記念でも人気になりそうだ。ロードカナロアが引退してから空き巣だったスプリント界も、モズとダノンの新興勢力のおかげで盛り上がってきた。

あと馬連5.2倍は地味に美味しかった。

中山11R  中山記念

◎ウインブライト  5人気 1着
○ディアドラ
▲スワーヴリチャード


超G1級のメンバーが揃ったが、このレースも阪神T1400重賞ほどではないにしてもリピーター御用達のレース。バランスオブゲームローエングリンが毎年連対していたイメージ。昨年Vの超中山巧者ウインブライトが並み居るG1馬相手でもコース適性で押し切れそうだ。状態も良さそうですしね。相手は海外でも善戦している女王ディアドラ。アネモネS 2着、紫苑S 1着と中山コースも問題なし。

明け4歳のマイル王者ステルヴィオはT1800以下では【4300】のロードカナロア産駒で同距離同コースのスプリングSでは後の皐月賞エポカドーロに勝利。不安点は丸山元気騎手が人気馬で重賞挑戦という点とマイルCS勝利カウントによりディアドラ牡馬換算対比で1kg不利となる別定57kgが少し荷が重い点。

昨年の皐月賞エポカドーロは秋がひどい結果、得意の春に復活なるかの試金石だが同じ父のラッキーライラックも秋に惨敗しており、父オルフェーヴルの成長力に疑問が残る。皐月賞Vがカウントされての斤量57kgも不利。

スワーヴリチャード、出遅れた秋の天皇賞以外の掲示板外がともに中山コースの皐月賞有馬記念でコース適性はイマイチも、昨年の大阪杯勝利で右回りへの適応力は示せたし、昨日4勝の絶好調ミルコが乗ってこの人気に甘んじているなら逆に買いでいいかと。宝塚記念ではなく適性外のマイルの安田記念を使ってからおかしくなってしまったリズムを立て直すには良い舞台ではないでしょうか。

レース結果

1. ◎ ⑴ ウインブライト    松岡正海 ⑤	1:45.5
2. … ⑶ ラッキーライラック  石橋脩  ⑥	クビ
3. … ⑺ ステルヴィオ     丸山元気 ②	アタマ

マルターズアポジーのハイペース逃げの2番手追走から4コーナー早め先頭で粘り込みを計る2歳女王ラッキーライラックをゴール寸前で差し切ったウインブライトが連覇。中山金杯に続いて単勝ゲット。やはり中山巧者が能力全開するレースだ。ラッキーライラックはあのペースで前にいて粘れるんだから強いわね。消耗戦向きの父オルフェーヴルか。上がり最速で追い込んだステルヴィオが3着。

1人気ディアドラは見せ場なく6着惨敗。499kgで2着した香港から身体はそれほど増えていなかったが、500kg台だと一度も掲示板に乗れていないので微妙に太かったのかも。ルメールは硬い馬場を敗因に挙げていたけれど。ハービンジャー産駒の買い時は、梅雨時か海外か秋雨前線停滞中の秋の京都開催なんだろうね。

スワーヴリチャードは+14kgと余裕残し。試走と見れば内容は悪くないがT1800では少し忙しい。エポカドーロは成長力がないのかな。

阪神11R  阪急杯

◎ミスターメロディ  1人気 7着
○ダイアナヘイロー
▲スターオブペルシャ


サンカルロが何度も何度も馬券になったように、阪神T1400の阪神カップ阪急杯は超リピーターレース。その両レースとも買っているダイアナヘイローが実績最右翼も、若さと上昇度で明け4歳ミスターメロディに軍配。相手はコース巧者ダイアナヘイロー。阪神カップ3着だったスターオブペルシャが▲。

レース結果

1. … ⒄ スマートオーディン  藤岡佑介 ⑪	1:20.3
2. … ⑴ レッツゴードンキ   岩田康誠 ④	1
3. … ⑶ ロジクライ      横山典弘 ②	1 1/4

スマートオーディン、3年前の京都新聞杯以来の復活勝利。上がり34.6秒のレースを33.4秒の末脚で最後方から大外一気でぶっこぬいた。マカヒキ世代の秘密兵器、距離短縮でまさかの爆発。こんなの当たるか!涙

2着は4年前の桜花賞レッツゴードンキ。マイルでは最後止まるしこれぐらいの距離が合うんだろうな。息の長い活躍、ご立派です。3着はスタートで不利あったロジクライ阪神カップ組は全滅でした。

東京11R  フェブラリーS

ゴールドドリーム  2人気 2着
○サンライズノヴァ
▲オメガパヒューム


超新星インティを軸にヒモ荒れを狙うか、インティ消しの既存勢力を買うかの選択。私は後者です。初めてのG1チャレンジで1番人気、挑戦者なのにマークされる立場、初めてのマイル戦、初めての東京コース、トリッキーな芝スタートと蹴飛ばすならここかなと。だって今更乗るのもセンスないじゃないですか。

本命はゴールドドリーム。一昨年の覇者で昨年2着、コース適性は抜群。体重が大きく増えたのは戻しただけ。東京大賞典は一頓挫あって体重減らしての2着だから評価下げする必要なし。相手は前走根岸S敗戦で人気を落とすも見限れない生粋の東京巧者サンライズノヴァ、マイルにやや不安あるもJBCクラシック2着、東京大賞典Vの強い明け4歳世代オメガパヒュームまで。

藤田菜七子騎手の初G1挑戦で注目集めるコパノキッキングは頑張って欲しいけどやはり距離がネックだね、上手く乗ればシルクフォーチュンぐらいできるかもしれないけど。

レース結果

1. … ⑹ インティ       武豊   ①	1:35.6
2. ◎ ⑶ ゴールドドリーム   ルメール ②	クビ
3. … ⑵ ユラノト       福永祐一 ⑧	4

インティが7連勝でG1制覇。最後少し迫られた余力十分で危なげなし。武豊さんは逃げ馬に乗るとペース按分が上手だね。ゴールドドリームは力は出し切っている。もう少し展開が流れて欲しかった。ユラノトは善戦マンの本領発揮。

藤田菜七子Jのコパノキッキングは見せ場作れただけでも立派、掲示板は上出来。出遅れたノンコノユメに乱されることなく自分のレースができていた。欲を言えば、もう少し早く外に持ち出したかったね。ずっと砂被っていたから。シルクフォーチュン同様、ゴールドドリームが衰えた来年あたり一発ありそう。

東京11R  ダイヤモンドS

◎ユーキャンスマイル  1人気 1着
○ソールインパク


このレースに滅法強かったフェイムゲームが引退してスタミナの鬼アルバートも不在。それなら素直に新興勢力から。菊花賞3着のユーキャンスマイル断然。前走万葉Sでも古馬相手に互角に走っており、人気薄激走の菊花賞がフロックではないことを証明した。格上挑戦でもこのハンデなら突き抜けられる。

相手は普通に考えればグローブシアターだが、シーザリオの子でさらに距離が伸びるのはあまり良くないように映る。昨年3着で豪州遠征の着順で人気を落としているソールインパクトの方が狙い目ではないだろうか。馬連とワイド。

レース結果

1. ◎ ⑽ ユーキャンスマイル 	 岩田康誠 ①	3:31.5
2. … ⑻ サンデームーティエ 	 江田照男 ⑧	2 1/2
3. … ⑵ カフェブリッツ 	 蛯名正義 ③	1 1/4

格上挑戦でも楽勝でした。前残りレースを差して快勝だから力が違う。キングカメハメハから長距離砲誕生。ダート(ホッコータルマエ)も芝王道距離(ドゥラメンテ etc..)も芝短距離(ロードカナロア)も長距離も、キンカメは本当に多彩な子を出しますね。母父ダンスインザダークの血かもしれないか。